「Cataclysm Dark Days Aheadをソースからビルドする」の版間の差分
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2021年1月18日 (月) 02:03時点における最新版
Cataclysm Dark Days AheadのmacOS版は公式ビルドが配布されているので普通はそっちを使うべきである。
gettextをインストールする[編集 | ソースを編集]
Cataclysmのビルドにはgettextが必須であるが、macOSはBSDという宗教に属しているため、それと敵対するGNUプロジェクトが開発を主導するgettextは標準搭載されていない。
このためgettextを別途手動でmacOSにインストールしておく必要がある。 gettextはソースコードからビルドしても特にハマるポイントもなく簡単なものであるが、後々の更新などを考えるとHomebrewやMacPortsなどからインストールしておくのが理想的である。
- Homebrewの例
$ brew install gettext
なお、Homebrewを使用した場合のgettextのパスは「/usr/local/opt/gettext/include」と「/usr/local/opt/gettext/lib」なので注意すること。
GitHubからソースコードを取得する[編集 | ソースを編集]
Cataclysm DDAの最新のソースコードはGitHubにある。
$ git clone git://github.com/CleverRaven/Cataclysm-DDA.git
ディレクトリに入る[編集 | ソースを編集]
Cataclysm-DDAディレクトリに入る。
$ cd Cataclysm-DDA
ビルドする[編集 | ソースを編集]
そしてmakeする。
CXXFLAGSやLDFLAGSは適切な値を設定しよう。 以下は2014年3月25日時点のHomebrewでgettextなどを入れた場合の例である。
「-I」でインクルードファイルのパス、「-L」でライブラリのパスを指定している。 Mac OS Xにはncursesが標準搭載されているが、Makefileを見ると何故か指定されていないので、「-l」を付けて強制的に指定している。
「-j8」の部分はマルチプロセスで並列コンパイルを行う指定なので無くても良い。 マルチコアCPUなどだとコンパイルが速くなる魔法の言葉である。 個人的には数字(プロセス数)はコア数の2倍(ハイパースレッディングはコアに含まず)くらいが良い感じだと思われる。
$ make -j8 NATIVE=osx 'CXXFLAGS=-I/usr/local/opt/gettext/include' 'LDFLAGS=-L/usr/local/opt/gettext/lib -lncurses -lintl'
完成[編集 | ソースを編集]
起動してみる。
$ ./cataclysm