「GeForce 8800シリーズ」の版間の差分
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2020年4月24日 (金) 07:10時点における最新版
GeForce 8800シリーズとは、2006年11月にNVIDIAが発表したGPUである。
概要[編集 | ソースを編集]
GeForce 8800はCPU並に汎用的な演算コアを搭載したNVIDIA初のGPUである。 汎用的な演算コアを搭載した世界初のGPUはXbox 360に搭載されたATIのXenosであるが、パソコンで使える単体製品で一般市販されたものではGeForce 8800シリーズが最初の製品である。
この製品の登場によりGPUは新世代の幕開けとなった。 プログラマブルシェーダーの根本的な考え方が変わったため、わずか半年前に登場し、当時最高峰であったGeForce 7950 GX2などが一瞬でゴミになった。
その構造は大雑把に言えば、かつてスーパーコンピューターの代名詞であったベクトルプロセッサそのものであった。Crayがこだわり続けたベクトルプロセッサ。1990年代に入ると日本の地球シミュレータ(NEC)くらいしか使っていなかったベクトルプロセッサ。まさかのパソコン向けでの復活であった。
こいつの登場によりGPGPUが大流行し、GPUで物理演算を行ったり、GPUで宇宙人を探したり、GPUで人工知能の深層学習を行ったりと世界が一変した。スーパーコンピューターもGPUの搭載数を競うような状態になった。