GeForce 8800シリーズ

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GeForce 8800シリーズとは、2006年11月にNVIDIAが発表したGPUである。

概要[編集 | ソースを編集]

GeForce 8800はCPU並に汎用的な演算コアを搭載したNVIDIA初のGPUである。 汎用的な演算コアを搭載した世界初のGPUXbox 360に搭載されたATIXenosであるが、パソコンで使える単体製品で一般市販されたものではGeForce 8800シリーズが最初の製品である。

この製品の登場によりGPUは新世代の幕開けとなった。 プログラマブルシェーダーの根本的な考え方が変わったため、わずか半年前に登場し、当時最高峰であったGeForce 7950 GX2などが一瞬でゴミになった。

その構造は大雑把に言えば、かつてスーパーコンピューターの代名詞であったベクトルプロセッサそのものであった。Crayがこだわり続けたベクトルプロセッサ。1990年代に入ると日本の地球シミュレータNEC)くらいしか使っていなかったベクトルプロセッサ。まさかのパソコン向けでの復活であった。

こいつの登場によりGPGPUが大流行し、GPUで物理演算を行ったりGPUで宇宙人を探したり、GPUで人工知能深層学習を行ったりと世界が一変した。スーパーコンピューターもGPUの搭載数を競うような状態になった。