「ICカードリーダーライター」を編集中
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'''ICカードリーダーライター'''とは、[[パソコン]]などを用いて[[ICカード]]との通信を行うための機器のことである。 | '''ICカードリーダーライター'''とは、[[パソコン]]などを用いて[[ICカード]]との通信を行うための機器のことである。 | ||
− | + | 大きく分けて接触式と非接触式がある。また、一部の自治体の住民基本台帳カード(住基カード)が採用している接触型と非接触型に両対応するコンビ型という特例もある。 | |
== 接触型と非接触型 == | == 接触型と非接触型 == | ||
− | + | 接触型はICカード上の端子とICカードリーダーライター内の端子が接触することで電力供給や通信を行う。FeliCaなどの非接触型では、給電に電磁誘導による非接触電力伝送を用い、無線通信により通信を行う。よって接触型と非接触型はハードウェア的に(物理的に)互換性がない。 | |
ちなみに接触型と非接触型に両対応したコンビネーションICカードリーダーライターと呼ばれる製品もある。 | ちなみに接触型と非接触型に両対応したコンビネーションICカードリーダーライターと呼ばれる製品もある。 | ||
− | + | なお、カード型の非接触型では電磁誘導による非接触電力伝送が一般的だが、ガラケーやスマホでは接地面積が狭いという理由からバッテリーによる給電を用いている製品が多く、それらではケータイの電池がなくなると使えなくなる。また、ケータイでは「ICカードリーダーライターになれる」ICカードなるものまで登場してきており、ケータイ(ICカードモード)とケータイ(ICカードリーダーライターモード)を近づけることで相互通信ができたりする。 | |
== 接触型の端子 == | == 接触型の端子 == | ||
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とくに給電まわりの弱い機種が多く、[[バスパワー]]の[[USBハブ]]を経由すると電力不足で正常に動作しないものも多い。この問題がある機種は、一見すると正常に動作しているように見えても、特定の通信だけ失敗するという症状もあるので注意すること。 | とくに給電まわりの弱い機種が多く、[[バスパワー]]の[[USBハブ]]を経由すると電力不足で正常に動作しないものも多い。この問題がある機種は、一見すると正常に動作しているように見えても、特定の通信だけ失敗するという症状もあるので注意すること。 | ||
− | + | この情報は2012年5月20日現在のものであり、ドライバーなどの修正が行われ改善されることもあるので、最新情報は各自で調べること。もし改訂すべき点があれば書き換えて欲しい。 | |
=== NTT-ME SCR3310-NTTCom === | === NTT-ME SCR3310-NTTCom === | ||
− | + | 64ビット対応。 | |
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+ | 数あるICカードリーダーライターの中でも安定性や読み書き速度、製品保証なども含め、鉄板と言われている製品である。業務用で使うならこれ。 | ||
=== Gemalto PC USB-TR HWP119316 === | === Gemalto PC USB-TR HWP119316 === | ||
− | + | 64ビット対応。 | |
− | 外箱が[[玄人志向]]か[[Realforce]] | + | 性能・価格・耐久性などあらゆる面で世界的に見ても最強ではないかと言われる製品。 |
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+ | 外箱が[[玄人志向]]か[[Realforce]]かというくらい武骨なダンボールなので安物と思われがちで、日本でのブランド力がまったくないという点が唯一の欠点となっている。なお、Gemaltoは携帯電話で使うSIMカード市場ではほぼ独占と言えるほど圧倒的なシェアを持つICカードの世界では超一流の大企業であり、あなたの使っている携帯電話のSIMカードおよびSIM周りのパーツもGemalto製と思ってほぼ間違いない。 | ||
=== 日立 USB接続 接触型ICカードリーダー HX-520UJ.K === | === 日立 USB接続 接触型ICカードリーダー HX-520UJ.K === | ||
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=== Reflex USB v2 === | === Reflex USB v2 === | ||
− | 64ビット対応については不明。 | + | 64ビット対応については不明。 |
− | + | 秋葉原や日本橋、福岡、名古屋店などに展開するジャンクショップのインバースにおいてジャンク扱い100円で大量販売されているとの報告がある。 | |
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+ | なお、ジャンク扱いのため初期不良であっても無保証の製品である点の除けば、動作自体は完璧と言われている。初期不良で発狂する素人にはおすすめできない。 | ||
=== DECA CI691 === | === DECA CI691 === | ||
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== SDK == | == SDK == | ||
− | ICカードリーダーライターを[[プログラム]]から制御するには専用の[[SDK]]([[ライブラリ]] | + | ICカードリーダーライターを[[プログラム]]から制御するには専用の[[SDK]]([[ライブラリ]]やツールのセット)を用いる。 |
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+ | たとえば[[FeliCa]]であれば、ソニーと契約することで各種[[プログラミング言語]]に対応した[[SDK]]を入手することができる。ただしFeliCaに限らず、この手のSDKは個人には少々お高い。 | ||
フリーのものも存在しているので、そちらを使うことでもある程度はICカードリーダーライターを制御することができる。なおフリーのものの多くは公式資料を見ずに先人達が地道に解析したものが多く、完璧ではない可能性、また法的にグレーな面もあり、業務用としてお金儲けをする目的であれば公式SDKをオススメする。 | フリーのものも存在しているので、そちらを使うことでもある程度はICカードリーダーライターを制御することができる。なおフリーのものの多くは公式資料を見ずに先人達が地道に解析したものが多く、完璧ではない可能性、また法的にグレーな面もあり、業務用としてお金儲けをする目的であれば公式SDKをオススメする。 | ||
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== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
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+ | == 外部リンク == | ||
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