IPSパネル
IPS液晶(In-Plane-Switching)は、日立製作所が開発した液晶ディスプレイの一形式であり、液晶分子に電圧をかけるとパネル面に水平な方向に回転するものです。
現在はジャパンディスプレイが権利を保有しています。またLGがライセンスを取得して商標を利用しています。類似品として中国製の「ADSパネル」や台湾製の「AHVAパネル」などがあります。
主な利点[編集 | ソースを編集]
視野角が広い[編集 | ソースを編集]
IPS液晶は液晶分子をガラス面と平行方向に回転させるため、上下左右178度の広い視野角を持ち、どの位置で見ても色の変化がほとんどありません。
色再現性が高い[編集 | ソースを編集]
IPS液晶は実際の色に近い発色を出せる特徴があります。
主な欠点[編集 | ソースを編集]
バックライトが漏れやすい[編集 | ソースを編集]
IPS液晶はバックライトの光が漏れやすく、純粋な「黒」を表現しにくいため、一人でムーディな映画などを見るにはVA液晶の方が適しているとされています。
応答速度が遅い[編集 | ソースを編集]
IPS液晶は応答時間が長いため(中程度)、動きの激しい動画や対戦型格闘ゲームにはTN液晶の方が適しているとされています。なお、TN液晶は画質がクソすぎて視力を奪うので今となっては有機ELを選ぶべきです。