KVM

提供: MonoBook
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KVM(Kernel-based Virtual Machine)とは、大雑把にいえばパソコンエミュレーターであるQEMUの「ソフトウェアで実装されているCPUエミュレーター」を「ほぼ物理CPUを使うように差し替える」ことで高速化させるソフトウェアです。

KVMが実装しないその他の部分はQEMUの力を借りて完全仮想化されます。

KVMを使うことで純正QEMUは完全仮想化なので再現性は高いが処理速度は絶望的に遅いという問題が解決します。

一方で純正QEMUでは可能な「ARM64上でx64を再現する」などといったことはできなくなります。 純正QEMUはx86だけでなく、ArmやMIPS、RISC-Vといった幅広いCPUアーキテクチャーに対応していますが、 KVMではそのパソコンに搭載されている物理CPUしか利用できません。