「MOTOROLA PHOTON ISW11M」の版間の差分

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なおPHOTONグローバルモデルを日本向けに[[魔改造]]した製品であるためSIMスロット自体は搭載されているのだが、SIMカードを挿しても使えないようになっている。
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ISW11Mは「MNP一括0円」かつ「高額キャッシュバック」かつ「コンゼロ」で一時期熱い注目を集めた機種である。
 
ISW11Mは「MNP一括0円」かつ「高額キャッシュバック」かつ「コンゼロ」で一時期熱い注目を集めた機種である。
  
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この行為は業界用語で「フォトン」をもじって「[[布団]]」と呼ばれた。
 
この行為は業界用語で「フォトン」をもじって「[[布団]]」と呼ばれた。
  
なお、ISW11Mは[[au ICカード]](≒[[SIMカード]])には非対応の機種であり[[ガラケー]]同様に[[auショップ]]でしか機種変更できない[[仕様]]になっていた。なおPHOTONグローバルモデルを日本向けに[[魔改造]]した製品であるためSIMスロット自体は搭載されているのだが、SIMカードを挿しても使えないようになっている。
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

2021年9月3日 (金) 01:56時点における最新版

MOTOROLA PHOTON ISW11M(通称:布団)とは、2011年10月7日にauから発売したAndroidを搭載したスマートフォンである。

概要[編集 | ソースを編集]

米国で発売されていたMotorola Photon 4G (MB855)を日本向けに魔改造した機種である。 細部を除けばほぼ同じものである。

Webtop[編集 | ソースを編集]

Androidに加え、モトローラが開発したUbuntuベースのOSWebtop」を搭載しており、 Tegra 2メモリ1GBという低スペックながら「2つのOSが同時に動く」という超技術を採用していた。

フォトンを専用ドックを介して外部ディスプレイと接続すると、 Webtopによりパソコンとして扱え、 Linux版のFirefoxなどのアプリを利用でき、 さらにスマホの画面も「1つのアプリ」として表示されマウスで操作できる。

ちなみに2011年9月にモトローラはWebtopソースコードSourceForgeで公開した。これによりWebtopで動く自作アプリなども作れるようになった。

au ICカード非対応[編集 | ソースを編集]

ISW11Mはau ICカード(≒SIMカード)には非対応の機種でありガラケー同様にauショップでしか機種変更できない仕様になっていた。

なおPHOTONグローバルモデルを日本向けに魔改造した製品であるためSIMスロット自体は搭載されているのだが、SIMカードを挿しても使えないようになっている。

これは同時期に発売したHTC EVO WiMAX ISW11HTHTC EVO 3D ISW12HTなども同様であった。

乞食[編集 | ソースを編集]

ISW11Mは「MNP一括0円」かつ「高額キャッシュバック」かつ「コンゼロ」で一時期熱い注目を集めた機種である。

この機種を購入し、2年間使わず、2年後に解約すると、5万円くらいのJCBギフト券がもらえ、それを金券ショップに売ると維持費等を差し引いても4万円ちょい儲かるということで乞食が殺到した。

ケータイショップの店員と結託して一人で数百万円分もの大量契約をする大物乞食なども発生し、その原資は「長期契約している養分」であると政治的に叩かれ、高額キャッシュバックが規制される原因となった。

この行為は業界用語で「フォトン」をもじって「布団」と呼ばれた。


関連項目[編集 | ソースを編集]