「MediaTek Dimensity 1000L」の版間の差分

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フラグシップモデル「[[MediaTek Dimensity 1000]]」の低電圧版である。
 
フラグシップモデル「[[MediaTek Dimensity 1000]]」の低電圧版である。
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スペック的な変更点は[[CPU]]のクロック周波数が抑えられている点と[[GPU]]のコア数が若干減っている点だけだ。
 
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この他のスペックに変更点はない。Dimensity 1000が5万円台の機種に搭載されていることを考慮すると、Dimensity 1000Lはそれより下の価格帯の機種に搭載されると推測される。
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この他のスペックに変更点はない。
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Dimensity 1000が5万円台の機種に搭載されていることを考慮すると、Dimensity 1000Lはそれより下の価格帯の機種に搭載されると推測される。
  
 
さらに上位製品がある関係で[[ミドルレンジ]]帯ということになっているが、[[ハイエンド]]帯とも戦えるスペックとなっている。いわゆる[[ミドルエンド]]である。
 
さらに上位製品がある関係で[[ミドルレンジ]]帯ということになっているが、[[ハイエンド]]帯とも戦えるスペックとなっている。いわゆる[[ミドルエンド]]である。

2020年3月30日 (月) 02:03時点における版

MediaTek Dimensity 1000L (MT6885)とは、2019年11月29日にMediaTekが発表したSoCである。

フラグシップモデル「MediaTek Dimensity 1000」の低電圧版である。 スペック的な変更点はCPUのクロック周波数が抑えられている点とGPUのコア数が若干減っている点だけだ。

Dimensity 1000L Dimensity 1000
CPU Cortex-A77 x4 (2.2GHz)

Cortex-A55 x4 (2.0GHz)

Cortex-A77 x4 (2.6GHz)

Cortex-A55 x4 (2.0GHz)

GPU Mali-G77 x7 (695MHz) Maili-G77 x9 (836MHz)

この他のスペックに変更点はない。

Dimensity 1000が5万円台の機種に搭載されていることを考慮すると、Dimensity 1000Lはそれより下の価格帯の機種に搭載されると推測される。

さらに上位製品がある関係でミドルレンジ帯ということになっているが、ハイエンド帯とも戦えるスペックとなっている。いわゆるミドルエンドである。

主な製品

このSoCを搭載するスマートフォン「OPPO Reno3 5G」が発表された。

価格は8GB+128GBモデルが3399元(約53,500円)、12GB+128GBモデルが3699元(約58,000円)となっている。末尾Lが付かない「Dimensity 1000」を搭載する「OnePlus 8 Lite」も価格は400ポンド(日本円で59800円くらい)とほぼ同じである。

「ハイエンドだ」「ミドルレンジだ」ではなく、メーカーの設計ポリシーで「性能」と「バッテリー持ち」のどちらを優先するかで使い分けるものなのかもしれない。

関連項目