「MongoDB Shellの使い方」の版間の差分

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データベースを切り替えるには「use <db>」コマンドを利用する。その際に指定した名前のデータベースがなければ新規作成される(正確には1件目のデータ格納時に生成される)。
 
データベースを切り替えるには「use <db>」コマンドを利用する。その際に指定した名前のデータベースがなければ新規作成される(正確には1件目のデータ格納時に生成される)。
  > use test2
+
  > use myDatabase
  switched to db test2
+
  switched to db myDatabase
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1件目のデータを格納してみる(この瞬間にデータベースが新規作成される)。
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> db.myCollection.insertOne( { x:1 } );
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{
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"acknowledged" : true,
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"insertedId" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300")
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}
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備考
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* db
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*: 常に「現在のデータベース」を示す予約変数。なお、db.getSiblingDB()メソッドを使えばdb変数を変化させずに別データベースのインスタンスを取得することもできる。
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* myCollection
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*: MongoDB独自概念の「コレクション」と呼ばれるものでRDBでいう「テーブル」に相当する。これも存在しなければ1件目のデータ格納時に勝手に作られる。
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コレクション名はそのままdb変数のプロパティ名になる。なお、コレクション名にはスペースやハイフンを含めることができる。しかし、JavaScriptの変数名にスペースやハイフンを含めることはできない。そのような名前を使う場合は以下のように記述する。基本的には全部同じ意味である。
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一般的なコレクションへのアクセス(プロパティ)。
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> db.myCollection.find();
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{ "_id" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300"), "x" : 1 }
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コレクション名にハイフンやスペースが含まれている場合(連想配列)。
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> db['myCollection'].find();
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{ "_id" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300"), "x" : 1 }
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または(getCollectionメソッド)。
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> db. getCollection('myCollection').find();
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{ "_id" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300"), "x" : 1 }

2017年7月12日 (水) 06:38時点における版

概要

MonogoDBシェルはMongoDB標準搭載の対話型クライアントである。 データの検索や更新はもちろん、システム管理などもこれで行うことができる。 特徴としてはいわゆる「クエリ」や「コマンド」と呼ばれるものがMonoDBシェルではJavaScriptベースの言語となっている。

起動

※MongoDBのデーモンが起動していることが大前提。

「mongo」コマンドで起動できる。

$ mongo

引数

引数なしでmongoを実行すると、 mongoシェルはポート27017上のlocalhost上で実行されているMongoDBインスタンスに接続しようとする。 別のホストやポート番号、およびその他のオプションを指定するにはググれカス。

.mongorc.jsファイル

mongoコマンドは起動時にホームディレクトリに「.mongorc.js」というJavaScriptファイルがあればプロンプトが表示されるまでに実行する。 なお、mongoコマンドに--norcオプションを使用するとロードされない。

操作

現在使用しているデータベースを表示するには「db」という予約変数を利用する。 プロンプトで「db」と単純に変数名を打てばその内容が表示される。

> db
test

利用可能なデータベースの一覧を表示するには「show dbs」というヘルパーコマンドを利用する。

> show dbs
admin  0.000GB
local  0.000GB

データベースを切り替えるには「use <db>」コマンドを利用する。その際に指定した名前のデータベースがなければ新規作成される(正確には1件目のデータ格納時に生成される)。

> use myDatabase
switched to db myDatabase

1件目のデータを格納してみる(この瞬間にデータベースが新規作成される)。

> db.myCollection.insertOne( { x:1 } );
{
	"acknowledged" : true,
	"insertedId" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300")
}

備考

  • db
    常に「現在のデータベース」を示す予約変数。なお、db.getSiblingDB()メソッドを使えばdb変数を変化させずに別データベースのインスタンスを取得することもできる。
  • myCollection
    MongoDB独自概念の「コレクション」と呼ばれるものでRDBでいう「テーブル」に相当する。これも存在しなければ1件目のデータ格納時に勝手に作られる。

コレクション名はそのままdb変数のプロパティ名になる。なお、コレクション名にはスペースやハイフンを含めることができる。しかし、JavaScriptの変数名にスペースやハイフンを含めることはできない。そのような名前を使う場合は以下のように記述する。基本的には全部同じ意味である。

一般的なコレクションへのアクセス(プロパティ)。

> db.myCollection.find();
{ "_id" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300"), "x" : 1 }

コレクション名にハイフンやスペースが含まれている場合(連想配列)。

> db['myCollection'].find();
{ "_id" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300"), "x" : 1 }

または(getCollectionメソッド)。

> db. getCollection('myCollection').find();
{ "_id" : ObjectId("5965c10c16d9ca6548464300"), "x" : 1 }