Need for Speed
Need for Speed(ニード・フォー・スピード、略称:NFS)とは、エレクトロニック・アーツから発売されているレースゲームのシリーズです。
1994年に第1作「Road & Track Presents: The Need for Speed」が3DO向けに発売されて以来、30年以上の歴史を持つ人気シリーズとなっています。
シリーズの最大の特徴は、主に公道を舞台とした違法ストリートレースをテーマとしている点です。 日本でも首都高バトルや頭文字Dのゲームなど公道レースを題材にしたゲームは多々ありますが、NFSがこれらと大きく違うのは公道レースの真っ最中に警察が乱入してきて追跡劇が楽しめる点です。オープンワールドでゴール地点だけ決まっており警察が乱入してきてもレースは続行されますので逃げながらゴールを目指しましょう。
ちなみに作品によっては「峠だけ」のシリーズもあります。警察はでてきません。完全に頭文字Dやリッジレーサーです。ちなみに警察が出ない作品は操作性がリアル志向になっている傾向があります。
警察の有無はだいたい交互です。警察が出る作品が発売した次は警察が出ない作品という感じになっています。
実在するスポーツカーが多数登場し、エンジンなどの改造に加えて、部品交換により自動車の外観も大きく変更できることが他のレースゲームとの差別化要素となっています。
歴史と発展 編集
Need for Speedシリーズは、元々カナダのバンクーバーに拠点を置くDistinctive Softwareによって開発されました。1991年にエレクトロニック・アーツが同社を買収し、EA Canadaと改名した後、1992年後半からシリーズの開発が始まりました。
シリーズは長年にわたって複数の開発チームによって手がけられており、EA Canada、EA Black Box、Slightly Mad Studios、Ghost Games、現在はCriterion Gamesが開発を担当しています。各開発チームの特色により、作品ごとに異なるアプローチやゲームシステムが採用されています。
商業的成功 編集
2013年10月時点で、シリーズ全体の売上は1億5000万本を超える大成功を収めています。2015年時点での世界累計売上も1億5000万本に到達しており、EA社の最も成功したフランチャイズの一つとなっています。
ゲームシステムと特徴 編集
多くの作品では、昼間の合法レースと夜間の違法レースという二つの要素を組み合わせたシステムが採用されています。プレイヤーは車やパーツの購入に使用する「キャッシュ」と、夜間の違法レースで名声を上げるための「評判ポイント」を獲得していくことが基本的な進行方法となっています。
シリーズの特徴として、実在する高級スポーツカーが数多く登場し、詳細なカスタマイズが可能です。エンジンの改造だけでなく、ボディキットの装着、塗装の変更、内装のカスタマイズなど、自分だけの車を作り上げることができます。
最新作と今後 編集
2022年12月2日に発売された「Need for Speed Unbound」が現在の最新作です。本作はPlayStation 5とXbox Series X/S向けに初めて開発された作品で、グラフィティエフェクトを強調した演出や、リアルとアニメを融合させたビジュアルが特徴となっています。
また、A$AP Rockyをイメージキャラクターに起用し、PalaceやVANSなどの実在ブランドとのコラボレーションも実現しています。
メディア展開 編集
ゲームシリーズの成功により、他のメディアにも展開が行われています。2014年にはアーロン・ポール主演で実写映画が制作され、アメリカでは3月14日、日本では6月7日に公開されました。映画は興行的には期待を下回る結果でしたが、原作ゲームの知名度向上に貢献しました。
さらに、Hot Wheelsとのライセンス契約により、シリーズに登場する車両のミニカーも販売されています。
日本での展開 編集
日本市場では、PC版は第1作からNeed for Speedのタイトルで販売されていましたが、コンシューマー版では第1作から第4作まで「オーバードライビン」というタイトルで販売されていました。これは日本の家庭用ゲーム市場への配慮と考えられています。