「PCエンジンスーパーグラフィックス」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
1行目: 1行目:
発売元:NECホームエレクトロニクス
+
'''PCエンジンスーパーグラフィックス'''(PI-TG4)とは、1989年12月8日に[[NECホームエレクトロニクス]]から発売した家庭用ゲーム機である。
発売:1989年12月8日
+
 
価格:39800円
+
メーカー希望小売価格は39,800円。
商品番号:PI-TG4
+
 
(硬派なPCエンジンFX広場様より引用)
+
[[白エンジン]]などに搭載している[[GPU]]を2つ搭載することで表示能力を単純に2倍にした上位機種である。[[NVIDIA SLI]]や[[AMD CrossFire]]と同じ発想の画期的な実装を1980年台に実現していたものであっ
PCエンジンの中でも特に珍しい形。PCエンジンのチップを2つに強化したのみの性能。
+
たが、専用ソフトはほとんど発売されず、ほどなく市場から姿を消した。
[[パワーコンソール]]という周辺機器を発売する予定だったが、結局未発売で終わった。
+
 
 +
同時期に発売した[[PCエンジンシャトル]]と同様に奇抜なデザインを採用しているが、
 +
こちらは白エンジンと同等の拡張端子を利用できるようになっている。
 +
ただ奇抜なデザインのせいでそのままでは[[CDROM2]]と合体できないため「ROM²アダプター (RAU-30)」なる延長ケーブルなどが必要であった。
 +
 
 +
[[パワーコンソール]]という周辺機器も発売する予定だったが結局未発売で終わった。
 +
 
 +
ちなみに以下の3機種はほぼ同時期に発売されている。
 +
* 1989年11月 = [[PCエンジンシャトル]]
 +
* 1989年12月 = [[PCエンジンコアグラフィックス]]
 +
* 1989年12月 = [[PCエンジンスーパーグラフィックス]]

2020年2月3日 (月) 09:14時点における版

PCエンジンスーパーグラフィックス(PI-TG4)とは、1989年12月8日にNECホームエレクトロニクスから発売した家庭用ゲーム機である。

メーカー希望小売価格は39,800円。

白エンジンなどに搭載しているGPUを2つ搭載することで表示能力を単純に2倍にした上位機種である。NVIDIA SLIAMD CrossFireと同じ発想の画期的な実装を1980年台に実現していたものであっ たが、専用ソフトはほとんど発売されず、ほどなく市場から姿を消した。

同時期に発売したPCエンジンシャトルと同様に奇抜なデザインを採用しているが、 こちらは白エンジンと同等の拡張端子を利用できるようになっている。 ただ奇抜なデザインのせいでそのままではCDROM2と合体できないため「ROM²アダプター (RAU-30)」なる延長ケーブルなどが必要であった。

パワーコンソールという周辺機器も発売する予定だったが結局未発売で終わった。

ちなみに以下の3機種はほぼ同時期に発売されている。