「Quake」の版間の差分

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これにより[[レイキャスティング]]を採用した[[DOOM]]から大幅な進化を遂げた。
 
これにより[[レイキャスティング]]を採用した[[DOOM]]から大幅な進化を遂げた。
  
パソコンでは一般的ではなかった「[[OpenGL]]による3Dアクセラレーション」に対応したことで[[GPU]]の開発競争が始まった。
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[[パソコン]]では一般的ではなかった「[[OpenGL]]による3Dアクセラレーション」に対応したことで[[GPU]]の開発競争が始まった。それまで[[パソコン]]向けの[[ビデオカード]]といえば「解像度がすごい」「発色がきれい」などを掲げた写真屋や絵描き向けの業務用ばかりであった。一方、[[OpenGL]]は研究者向けに細々とワークステーション向け製品があるだけであった。
それまでパソコン向けの[[ビデオカード]]といえば「解像度がすごい」「発色がきれい」などを掲げた写真屋や絵描き向けの業務用ばかりであった。一方、OpenGLは研究者向けに細々とワークステーション向け製品があるだけであった。
 
が、この作品が起点となり「3Dの性能こそが正義」という競争に突入することとなった。
 
  
 
加えてFPSでは世界初となる[[TCP/IP]]によるネットワーク対戦にも対応した。
 
加えてFPSでは世界初となる[[TCP/IP]]によるネットワーク対戦にも対応した。

2021年9月2日 (木) 07:59時点における版

Quake(読み:くうぇーく)とは、1996年にDOOMの開発元であるid Softwareが開発した伝説のFPSである。

FPSでは世界初となるポリゴンによる完全3Dグラフィックを採用した。 これによりレイキャスティングを採用したDOOMから大幅な進化を遂げた。

パソコンでは一般的ではなかった「OpenGLによる3Dアクセラレーション」に対応したことでGPUの開発競争が始まった。それまでパソコン向けのビデオカードといえば「解像度がすごい」「発色がきれい」などを掲げた写真屋や絵描き向けの業務用ばかりであった。一方、OpenGLは研究者向けに細々とワークステーション向け製品があるだけであった。

加えてFPSでは世界初となるTCP/IPによるネットワーク対戦にも対応した。 いわゆる「LANパーティ」のはじまりである。 後にQuakeWorldやQuakeSpyなどが登場しインターネット越しにも対戦できるようになった。

あまりに壮大なプロジェクトであったため、かなりデスマーチ気味だったと言われている。

関連作品

関連項目