「R-TYPE I (PCエンジン)」の版間の差分

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Huカードに搭載するROMチップの調達の関係で「R-TYPE I」と「R-TYPE II」に分割されて発売された。なお後発となった海外版は1枚に収められて発売された。
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[[Huカード]]に搭載する[[ROMチップ]]の調達の関係で「R-TYPE I」と「R-TYPE II」に分割されて発売された。なお後発となった海外版は1枚に収められて発売された。
  
家庭用テレビの解像度の関係で上下にスクロールする。
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家庭用テレビの[[解像度]]が低い関係で上下にスクロールする。
  
オリジナルである[[アイレム]]版の[[R-TYPE]]を[[リバースエンジニアリング]]して開発された。
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[[アイレム]]から[[ハドソン]]への[[ソースコード]]などの提供はなく、オリジナルである[[アーケードゲーム機]]版の[[R-TYPE]]を[[リバースエンジニアリング]]([[目コピー]])して開発された。
  
 
メインプログラマーは和泉勇さんである。
 
メインプログラマーは和泉勇さんである。
  
アイレム版と異なりPCエンジン版は「[[処理落ち]]」しないのが特徴。
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[[アイレム]]版と異なり[[ハドソン]]版は「[[処理落ち]]」しないのが特徴。
  
岩崎啓眞さんが暴露してしまった。<blockquote>R-TYPEのカード版は、実はPCエンジンでは許されないモードを使っている(原理的には可能だけど使ってはいけません、という意味)。PCエンジンでは320ドットモードではスプライトが16個並ぶ設定を使ってはいけなくて、スプライトが並ぶ数は最大14個までになる。</blockquote><blockquote>なぜかというと16個並ぶ設定にするとVRAMのアクセスタイムを超えるスピードで駆動する、今でいうオーバークロック状態になり、動作保証できないからダメだったのだが、そんなことを知らない和泉さんのチームは、使ってしまったわけ。</blockquote><blockquote>発売されてから、NECが知るところになり「知らなかったし、出ちゃったからしょうがない、これだけ特例だけど、もうやっちゃダメ」とものすごく釘を刺され、以降、あらゆるROMがそうなっていないかNECがチェックするようになったという曰くつきの代物だったりする。<nowiki>http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=53</nowiki></blockquote>[[スーパーCD-ROM2]]で発売した[[R-TYPE COMPLETE CD]]は[[スプライト]]が16個から14個に変更され、かわりに14個以上並ぶ場合はスプライトを交互に表示することで画面はチラチラするが擬似的に最大16個表示させている。
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岩崎啓眞さんが暴露してしまった。<blockquote>R-TYPEのカード版は、実はPCエンジンでは許されないモードを使っている(原理的には可能だけど使ってはいけません、という意味)。PCエンジンでは320ドットモードではスプライトが16個並ぶ設定を使ってはいけなくて、スプライトが並ぶ数は最大14個までになる。</blockquote><blockquote>なぜかというと16個並ぶ設定にすると[[VRAM]]のアクセスタイムを超えるスピードで駆動する、今でいう[[オーバークロック]]状態になり、動作保証できないからダメだったのだが、そんなことを知らない和泉さんのチームは、使ってしまったわけ。</blockquote><blockquote>発売されてから、[[NEC]]が知るところになり「知らなかったし、出ちゃったからしょうがない、これだけ特例だけど、もうやっちゃダメ」とものすごく釘を刺され、以降、あらゆるROMがそうなっていないかNECがチェックするようになったという曰くつきの代物だったりする。<nowiki>http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=53</nowiki></blockquote>
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アイレムから[[スーパーCD-ROM2]]向けに発売した[[R-TYPE COMPLETE CD]]は[[スプライト]]が16個から14個に変更され、かわりに14個以上並ぶ場合はスプライトを交互に表示することで画面はチラチラするが擬似的に最大16個表示させている。
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PCエンジン版のR-TYPEの広報を担当したのは後にゲームデザイナーに転身する[[桝田省治]]さんである。
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== 各ステージのボス ==
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# [[ドプケラドプス]]
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# [[ゴマンダー]]
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# [[グリーン・インフェルノ]]
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# [[コンバイラー]]
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# [[ベルメイト]]
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# [[ヤジュー]]
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# [[ブロンク]]
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# [[バイド]]
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== 関連項目 ==
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* [[ネクタリス]]
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* [[イースI・II]]
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* [[ぎゃんぶらぁ自己中心派]]
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* [[PCエンジンのゲームタイトル一覧]]

2022年5月2日 (月) 02:08時点における最新版

R-TYPE I (PCエンジン)とは、ハドソンから発売したPCエンジン版のR-TYPEである。

概要[編集 | ソースを編集]

Huカードに搭載するROMチップの調達の関係で「R-TYPE I」と「R-TYPE II」に分割されて発売された。なお後発となった海外版は1枚に収められて発売された。

家庭用テレビの解像度が低い関係で上下にスクロールする。

アイレムからハドソンへのソースコードなどの提供はなく、オリジナルであるアーケードゲーム機版のR-TYPEリバースエンジニアリング目コピー)して開発された。

メインプログラマーは和泉勇さんである。

アイレム版と異なりハドソン版は「処理落ち」しないのが特徴。

岩崎啓眞さんが暴露してしまった。

R-TYPEのカード版は、実はPCエンジンでは許されないモードを使っている(原理的には可能だけど使ってはいけません、という意味)。PCエンジンでは320ドットモードではスプライトが16個並ぶ設定を使ってはいけなくて、スプライトが並ぶ数は最大14個までになる。

なぜかというと16個並ぶ設定にするとVRAMのアクセスタイムを超えるスピードで駆動する、今でいうオーバークロック状態になり、動作保証できないからダメだったのだが、そんなことを知らない和泉さんのチームは、使ってしまったわけ。

発売されてから、NECが知るところになり「知らなかったし、出ちゃったからしょうがない、これだけ特例だけど、もうやっちゃダメ」とものすごく釘を刺され、以降、あらゆるROMがそうなっていないかNECがチェックするようになったという曰くつきの代物だったりする。http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=53

アイレムからスーパーCD-ROM2向けに発売したR-TYPE COMPLETE CDスプライトが16個から14個に変更され、かわりに14個以上並ぶ場合はスプライトを交互に表示することで画面はチラチラするが擬似的に最大16個表示させている。

PCエンジン版のR-TYPEの広報を担当したのは後にゲームデザイナーに転身する桝田省治さんである。

各ステージのボス[編集 | ソースを編集]

  1. ドプケラドプス
  2. ゴマンダー
  3. グリーン・インフェルノ
  4. コンバイラー
  5. ベルメイト
  6. ヤジュー
  7. ブロンク
  8. バイド

関連項目[編集 | ソースを編集]