TAKERU
TAKERU(よみ:たける)とは、1986年にブラザー工業から発売したパソコンソフト自動販売機である。
実のところTAKERUはブラザー工業のサーバーとパソコン通信してネットショッピングするシステムであり、当時PC-VANやNIFTYなどのパソコン通信でしか購入手段のなかったシェアウェアも多数販売された。
パッケージソフトについては、TAKERU設置店のほとんどが家電量販店やパソコンショップであり、PC-9801シリーズに限れば店頭でも有名どころのパッケージソフトは箱付きで買えるためあんまりメリットがなかったが、店頭での扱いの悪いX68000やFM-TOWNSなどでは活躍したと言われている。
設置台数は全国で300台くらいと言われている。後にTAKERUの設備および通信インフラは通信カラオケ「JOYSOUND」として再利用され大ヒットに至る。
画面を操作してソフトを購入すると、ジュースの自販機と同じような感じで「空のフロッピーディスク」が排出され、別途搭載されているフロッピーディスクドライブに差し込むとソフトが書き込まれる。また、フロッピーディスクドライブに貼るラベルシールやマニュアルは印刷されてでてくる。
キャンペーン版大戦略IIを買った思い出。1500円くらいだった気がする。