TRIMコマンド

提供: MonoBook
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TRIMコマンドとは、ソフトウェア(OS)からハードウェア(SSD)にデータの削除を行い未使用領域になったことを通知する機能のことである。

SSDには「データの削除」が遅いという欠点がある。

TRIMコマンドがなかった時代のSSDでは領域を再利用するタイミングで整地(削除)してから「書き込み」が行われるため、SSDを使い続けると書き込み(上書き)がアホみたいに遅くなる現象が多発した。

この欠点を克服するため最近のSSDはTRIMコマンドを受信すると「未使用領域」を記録し、バックグラウンドでゆっくりと事前に整地(削除)を行う。すでに整地済みの領域は新品同様なので書き込みも高速に行える。

また、ウェアレベリングの判定に使用する「特定セルの書き込み回数」も TRIMコマンドでカウントアップするのが一般的である。