並行輸入

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並行輸入品から転送)
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並行輸入とは、正規代理店を通さずに別のルートで真正品を輸入することをいう。

概要[編集 | ソースを編集]

並行輸入は、海外製品を、その正規代理店以外の第三者が外国で合法的に販売されている商品を購入し、日本の総代理店契約者などの許諾を得ずに、正規代理店ルート以外の非正規ルートで輸入する行為を指す。並行輸入品は正規保証を受けられないのが一般的であり、基本的には初期不良などであっても自己責任となる。

海外製品ではなく日本国内の製品でこれを行うと「転売屋転売」と呼ばれる。

また、並行輸入は正規輸入と異なり、並行輸入業者と一般人が同じ店頭窓内で購入するため、混乱が発生するケースが多い。 たとえば最近でいえば中国人が日本でiPhoneを買い占め、それを中国に並行輸入しボッタクリ価格で販売する行為が話題となった。 基本的に並行輸入自体は悪いことではないが、お金儲けのために買い占める行為、金に目が眩んだマナーの悪さが一般人との混乱を招いた問題の根幹にある。

ブランド品[編集 | ソースを編集]

ブランド品などでは海外価格の方が安い場合も多く、日本へ並行輸入しても正規代理店より安くなり、また価格統制もないため、安価に販売されている場合がある。ただしパチモノの可能性が高いのも事実である。

コンピューター関連[編集 | ソースを編集]

日本のコンピューター業界においては、日本では未発売のスマートフォンタブレットガジェットなどをいち早く手に入れたい人々向けに主にパソコンショップなどが平行輸入を行っているケースが多い。海外のパソコンショップで普通に購入し、日本のパソコンショップの店頭で売るというビジネスモデルであるため、当然のように定価を超える金額で販売されることになる。

なお、並行輸入品の多くはWiFiなどの電波を出す製品において技適マークを取得していないのが一般的であるため、電波を出さない設定で利用する必要がある。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]