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共通中間言語

1,168 バイト追加, 2012年4月24日 (火) 17:04
編集の要約なし
'''共通中間言語'''(きょうつうちゅうかんげんご、'''C'''ommon '''I'''ntermediate '''L'''anguage、'''CIL''')とは、[[Mono]]および[[.NET Framework]]で用いられる[[アセンブリ言語]]に類似した仮想マシン語のことである。.NET Frameworkがベータ版だったころまでは「'''M'''icro'''s'''oft '''I'''ntermediate '''L'''anguage」('''MSIL''')として知られており、今なおMSILと呼ぶひとは多い。
 
一般的に「[[中間言語]]」と言えばバイナリ形式だが、「共通中間言語」という言葉自体は、[[アセンブリ言語]]([[テキスト]])としての意味も、[[マシン語]]([[バイナリ]])としての意味もあり、非常に曖昧な表現となっている。どちらを表しているかは文脈から読み取る必要がある。紛らわしいのでバイナリ形式のことを「[[マネージドコード]]」もしくは「[[ピュアマネージドコード]]」と呼ぶひともいる。
 
また、主に[[Java]]から来た人を中心に[[CIL]]のことを[[バイトコード]]と呼ぶこともあるが、CILは命令のバイト表現が多バイトなので、正確には命令は1バイト固定を要求する[[バイトコード]]の定義には当てはまらない。例えるなら[[CPU]]で言えば[[RISC]]と[[CISC]]のような違いのようなものである。ただし、そんな細かいことを気にしても仕方がなく、また大多数の人には意味は伝わるので、よほどの偏屈を相手にする場合を除き、気にする必要はない。
CILは、[[オブジェクト指向]]な[[アセンブリ言語]]であり、かつ完全にスタックベースの言語である。
.NET系の[[プログラミング言語]]で書かれた[[ソースコード]]は[[コンパイル]]されてCILに変換される。CIL自体はプラットフォームに依存しない(特定CPUに依存しない)命令セットで構成されている。
そのためCILは、理論上は[[ネイティブコード]]に変換することも(Monoでは実験的に可能)、[[.NET Frameworkの仮想マシンであるFramework]]の[[仮想マシン]]である[[共通言語基盤]]([[CLR]])で実行することもできる。
== 使用例 ==
CILによる「[[Hello, world]]」プログラムの例。」[[プログラム]]の例。
<source lang="cil">
.method public static void Main() cil managed
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