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PCエンジンスーパーグラフィックス

2,564 バイト除去, 2019年4月4日 (木) 03:58
編集の要約なし
 上位互換だからソフトは[[HuCARD]]が利用されているのだが、それを差し込むスロット部分が従来の[[PCエンジン]]と完全に違う。どうしたのか、差し込み方向が180度変わり、奥から手前に向けて斜めに差し込む形になっているのだ。このためSG専用ソフトのHuCARDは最初から表面の印刷が従来のものとは逆向きになっている。また従来のソフトとの差別化をはかるためだろう、SG専用ソフトはCDと同じプラスチック製のケースをさらに紙製の箱に収める二重パッケージにされていた。
 
=== カードスロット部分 本体後部 ===
本体後部もなんだか変。カードスロットの後ろは不思議な反身の出っ張りがあり、後方にしっぽの如くニョキッと突き出している。ここには従来のPCエンジン同様に「[[コア構想]]」に基づく各種周辺機器を接続できる大きな接続端子が用意されている。つまり[[CD-ROM2]]システムの[[インターフェイスユニット]]をここに接続してCD-ROMソフトを遊ぶことも可能になっているのだ。  
 
…と書いたが、実は「そのまま」では接続不能。コンパクトな「白PC」「コアグラ」の3倍はあるボディがCD-ROM2システムにすっぽりおさまるわけがない。CD-ROM2システムとの接続には「[[ROM2アダプタ]]」という専用の接続ユニットを使わねばならない。そこにはとてもゲーム機とは思えないチグハグな合体模様が出現してしまう。なんでこんなデザインにしたんだか、と思うばかり。  
 
その反省からか、CD-ROM2システムの後継である「[[スーパーCD-ROM2]]」は、「コアグラ」「SG」ともに直接接続が可能な設計になっていた。 「SG」と「スーパーCD-ROM2」の接続状態で、これに[[アーケードカード]]を加えればほぼ全てのPCエンジンソフトが遊べる最強の環境なのだが、これまた異様な威容である上に場所を取る。
 
スパグラとCD-ROMシステムの接続 スパグラとSCDの接続
 
 SGの異様なデザインの大きな理由は、これに接続できる「[[パワーコンソール]]」なる専用の大型アナログジョイスティックの発売が予定されていたからだと思われる。開発じたいは進んでいて、発売間近とアナウンスもされ、雑誌の懸賞プレゼントまで実施されていたのだが、結局商品化に至らなかった知る人ぞ知る「幻の珍ハード」だ。 [[パワーコンソール]]、詳しくは専用のページを見てほしいのだが、航空機のコクピットを思わせるデザインの大型のコントローラーで、大きなハンドルとジョイスティックに各種ボタン、さらにレバーやテンキー、インジケーター類、マルチタップまでが搭載されたすさまじいもの。
== 5本(+1本)しかなかった専用ソフト ==
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