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PCエンジンDuo

4,760 バイト除去, 2019年4月4日 (木) 04:19
編集の要約なし
スーパーCD-ROM2とPCエンジンを合体させたもの。
そこそこ売れた。
 
==細部を細かく見ていくと==
従来のCD-ROM2システムは、左側にCD-ROMドライブ、右側にPCエンジン本体という構成になっていたが、「DUO」では左右が逆転、CD-ROMドライブは右側につき、HuCARDスロットとPCエンジンの心臓部は左側に配置されている。これは世間は右利きが圧倒的に多いわけで、CD-ROMをメインに扱うならそれは右側にあるべきとの判断と思われる。つまりHuCARDは完全に「おまけ」になっていることがこんなところからもうかがえる。
 
カードスロット部分 「PCエンジンシャトル」を除き、PCエンジンのHuCARDスロット部分はむき出し状態だったのだが、「DUO」では一体感ある見栄えを重視して上に開くカバーがついている。ここにHuCARDを差し込んで電源を入れるとそのソフトが起動し、何も入れないで電源を入れればSCDシステム初期画面が立ち上がる仕掛けになっている(旧CD-ROM2システムにおけるシステムカード機能は内蔵されている)。
 
本来「おまけ」のつもりと思われたHuCARDスロットだが、のちにSCDのバッファRAMをさらに増やした「[[アーケードカード]]」はここを利用することになったし、アメリカでは「DUO」を[[アップル]]の[[パソコン]]のCD-ROMドライブとして使用するためのアダプタがここに挿入する仕掛けになっていたという。
 
従来通り電源スイッチはスロットに入ったHuCARDを固定する役割も持っているから、左端に回っている。慣れない人には電源スイッチに見えるであろう右側の大型の丸いボタンはCD-ROMドライブのカバーを開けるボタン。それ以前のCD-ROM2システムではカバーは手でこじあけるしかなかったんだからかなりの進歩だ。カバーボタンの脇にあるスライド部分は回転中にカバーが開くのを防止するロック。面倒で使わない人も多かったと思われるが、「DUO」が携帯利用を想定していた名残がここにある。このロック装置は「DUO-R」では削除された。
 
CD-ROMドライブ CDドライブのカバーには半透明の横一線細長の窓があって内部のCD回転の様子が見える。これも「[[DUO-R]]」では削除された部分だ。CDが回転している間は上面中央部にある小さな「BUSY」ランプが点灯する仕掛けになっている。
 
確定した話ではないだが、初代「DUO」はデザイン重視でボディの薄型化をめざすあまりドライブの設計に少々無理をしているとの話もあり、やや読み込みが不安定?とも言われる。
 
 電源をとるDC端子は後部にあり、オプションの充電式バッテリーユニットをここに接続する設計にもなっている。ゲームの映像・音声をTVに出力するAV端子は左横に配置された。1年半後に出る廉価版の「[[DUO-R]]」「[[DUO-RX]]」ではAV出力端子は本体後部中央に移動することになるのだが、個人的な経験から言うと「R」「RX」のAV端子は接続不良になることが多く、初代「DUO」のほうがこの点は安定していたと思う。
 初代「DUO」のみにある機能としてはヘッドホン端子がある。PCエンジンハードについたヘッドホン端子は「CD-ROM2システム」や「[[PCエンジンGT]]」そして「[[PCエンジンLT]]」に例があるが、どうせTVに映すんだからヘッドホンもTVにつければよかろうと思うわけで、「R」「RX」では削除されている。
 
 パッドがなければ遊べないから、当然「DUO」にもパッドが同梱されていた。同梱されていたのはすでに標準となっていた連射機能つきの「ターボパッド」だが、カラーリングが「DUO」のボディカラーにあわせた黒&青になっており、DUOとセットでしか入手できないバージョンとなっていた。僕は「DUO」を中古で買ったのだが、同梱されていたのが「コアグラII」色のタイプで、いまだにDUOカラーのターボパッドは所持していない。
==PCエンジン界の再興と衰退==
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