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AppImage

1,935 バイト追加, 2020年1月9日 (木) 08:14
ページの作成:「'''AppImage'''(拡張子.appimage)とは、Linuxにおいてインストールせずに即座に実行できるアプリケーションを配布するた…」
'''AppImage'''(拡張子.appimage)とは、[[Linux]]において[[インストール]]せずに即座に実行できる[[アプリケーション]]を配布するための[[ファイル]]形式である。

== 概要 ==
AppImageは、以下を目的としたシステムである。
* シンプルであり、
* [[バイナリ互換]]であり、
* [[ディストリビューション]]にも依存せず、
* [[インストール]]も不要であり、
* [[ルート権限]]が不要であり、
* [[移植]]可能であり、
* [[オペレーティングシステム]]に変更を加えない

== 使い方 ==
* appimageファイルをダウンロードする
* appimageファイルに実行権限を与える
* appimageファイルを実行する

== 中身 ==
AppImageは[[アプリケーション]]や依存する[[ライブラリ]]などを格納したディスクイメージファイル([[ISO 9660 Rock Ridge]]、[[zisofs圧縮]])である。大雑把に言えば[[CD]]や[[DVD]]の吸い出し・書き込みで使われる[[ISOファイル]]だ。

AppImageを実行するとこれを[[FUSE]]で[[マウント]]し、指定された実行ファイルが実行される。

== 利点 ==
[[ディストリビューション]]に依存しない。従来のパッケージシステムみたいに外部ライブラリへの依存で動かなくなることもない。最強。

== 欠点 ==
AppImgeの実体は[[ISOファイル]]なので基本的に「読み取り専用」である。このため自動アップデートはできない。「アップデートがあります。ダウンロードして差し替えてください」と誘導するダイアログを表示するのが正解のようである。大した問題ではない。

== 主な採用事例 ==
* [[Subsurface]]
* [[MuseScore]]
* [[Krita]]
* [[digiKam]]
* [[OpenShot]]
* [[LMMS]]
* [[RPCS3]]
* [[GitHub Desktop]]
* [[FreeCAD]]

[[category: Linux]]