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DirectCompute

359 バイト追加, 2020年6月4日 (木) 10:06
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'''DirectCompute'''(読み:だいれくとこんぴゅーと)とは、[[Windows]]上で[[GPGPU]]を手軽に扱うための[[API]]である。大雑把にいえばである。 大雑把にいえば[[GPGPU]]で動かす[[プログラム]]を[[HLSL]]で記述できるというものである。で記述できるというものである。C言語がベースのCUDAやOpenCLなどと異なり、HLSLなのでグラフィックス関係でシェーダーを触っていた人に優しい。 Direct3Dのコマンドリストに混ぜ込むことができるので、コンピュートシェーダーで計算した結果をレンダリングシェーダーで描画なんてことがシンプルに記述できる。
[[Windows10]]に追加された[[DirectX Raytracing]]もほぼDirectComputeの拡張のようなものとなっている。
== 対応 ==
DirectComputeは2008年に[[Windows7]]および[[DirectX11]]で登場したものである。[[シェーダーモデル]]で言えばSM4.1とSM5.0である。なおSM4.1では[[倍精度浮動小数点数]]が使えないという制限がある。
ただ[[インテル]]や[[NVIDIA]]といったGPUメーカーの[[DirectX11]]対応の動きが非常に遅くDirectX11対応の[[GPU]]が延々と普及しなかった。[[DirectX11]]対応は[[AMD]]は2009年と早かったが、[[NVIDIA]]は2010年、[[インテル]]に至っては2012年まで対応を見送るという状況が続いていた。
各社のDirectX11に対応したGPUをまとめると以下のような感じである。
 * [[Radeon HD 5000系]]以上* [[GeForce 400系]]以上* [[Intel HD Graphics 4000系]]以上([[Ivy Bridge]]以降)
そのため[[マイクロソフト]]は[[DirectX10]]にもDirectComputeを追加するという対応をとることとなった。
== 従来のシェーダーとの違い ==
従来型の[[バーテックスシェーダー]]や[[ピクセルシェーダー]]から大きく変わったのは以下の4点である。
 * 64ビット浮動小数点数演算が追加* データ構造という概念が追加* 共有メモリという概念が追加* 排他制御命令と同期制御命令が追加
最大の変更は「共有メモリ」という概念が登場した点である。
一方、[[コンピュートシェーダー]]では共有メモリを介してシェーダーユニット間で[[データ]]のやり取りができるようになった。つまり[[シェーダーユニット]]をいわゆる[[スレッド]]のように扱えるようになったのである。[[マルチスレッド]]といえば[[排他制御]]と[[同期制御]]なのでそれ用の命令も追加された。大雑把にいえば「ハードウェアスレッド」の誕生である。
== コンパイル ==
事前コンパイル
 * fxc.exe
実行時コンパイル
* D3DX11CompileFromFile関数
*D3DX11CompileFromFile関数 == 使い方 ==
そのうち書く。
== 関連項目 == * [[CUDA]]* [[OpenCL]]* [[DirectCompute]]* [[RenderScript]]* [[Metal]]
[[category: GPGPU]]
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