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PinePhone

3,281 バイト追加, 2020年8月26日 (水) 03:24
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'''PinePhone'''(読み:ぱいん・ふぉん)とは、[[Pine64]]が製造および販売する「[[Linux]]を搭載した[[スマートフォン]]」である。

== 概要 ==
PinePhoneは2019年11月15日に発表、試作品は2020年1月に、完成品は2020年5月に出荷開始された。

下位モデルのPinePhone単品が149ドル、上位モデルで[[USB-C]]接続の[[イーサネット端子]]や[[HDMI端子]]、[[USBハブ]]などの機能を備えたドック付きが199ドル。

実のところ[[スマートフォン]]としてよりも「[[Raspberry Pi]]にLTEモデムを付けるより安い」「[[Android]]より自由度が高い」という需要、つまり「バッテリーとLTEモデムと各種センサーを積んだ激安[[IoT機器]]」として話題になった。

== 主な仕様 ==
{| class="wikitable"
|+
|[[CPU]]
|[[Allwinner A64]] ([[Cortex-A53]] x4, 1.2GHz)
|-
|[[GPU]]
|[[Mali-400]] MP2
|-
|[[メモリ]]
|2GB (149ドルモデル)
3GB (199ドルモデル)
|-
|内蔵[[ストレージ]]
|16GB [[eMMC]] (149ドルモデル)
32GB [[eMMC]] (199ドルモデル)
|-
|外部ストレージ
|microSD (起動ディスクとして使用可能)
|-
|バッテリ
|3000mAh([[Samsung Galaxy J7]]互換、交換可能)
|-
|センサー
|加速度、ジャイロスコープ、周囲光、近接、方位磁針、バロメーター
|-
|ディスプレイ
|720x1440, 5.95インチ, [[IPS液晶]]
|-
|背面カメラ
|5MP, LEDフラッシュ、1/4インチ、OV6540
|-
|前面カメラ
|2MP, 1/5インチ、GC2035
|-
|[[Wi-Fi]]
|802.11 b/g/n、シングルバンド、ホットスポット対応
|-
|その他
|Bluetooth 4, [[A2DB]],
[[3.5mmヘッドフォンジャック]](UARTシリアルポートとして利用可能)

[[USB-C]] ([[USB-PD]]対応、[[DisplayPort]]対応)

カメラ無効化スイッチあり

マイク無効化スイッチあり
|}
<br />

== OS ==
PinePhoneには複数の[[Linuxディストリビューション]]が用意されており、発注時に「プリインストールOS」を選択できるようになっている。選択されたOSの開発プロジェクトに10ドルが寄付される。

== ハードウェア ==
一般的に[[スマートフォン]]といえば1枚の基板にすべての部品がハンダ付けされているが、PinePhoneを分解すると2個の[[M.2端子]]があり、そこにLTEモデムカードとWiFi&Bluetoothカードが刺さっている。ユーザーが[[シングルボードコンピューター]]的な感じで改造して遊べるようにするための構造らしい。

[[microSDカード]]から[[OS]]を起動できるのも特徴で、複数用意されてい[[るLinuxディストリビューション]]を[[ダウンロード]]してきてそれぞれを簡単に試すことができる。

バッテリも交換可能となっている。独自規格ではなく[[Samsung Galaxy J7]]互換となっており、オプションパーツとして5000mAhの大容量バッテリやワイヤレス充電アダプタも予告されている。またバッテリ端子は[[I2C端子]]を兼ねており物理キーボードを接続するなどの改造例も示されている。

== 外部リンク ==

* https://www.pine64.org/pinephone/

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