1,309 バイト追加,
2023年12月13日 (水) 06:53 Indirect Drawing (間接描画)とは、GPUでの画像描画の高速化の手法のひとつで、1回の描画で複数のシェーダーにまたがる場合に、いちいちメインメモリにデータを戻さない方法を指します。
この機能を利用するにはGPUが対応している必要があります。
従来のGPUでは処理が終わるとCPUに「終わった」と通知を行い、CPUはその結果をVRAMからメインメモリに転送するようGPUに指示を出します。
# CPUがメインメモリからVRAMにデータ転送
# CPUがGPUに描画指示
# GPUで描画処理
# GPUがCPUに完了通知
# CPUはVRAMからメインメモリにデータ転送
1回の描画で複数のシェーダーにまたがる場合は上記が何度も繰り返されます。とくにデータ転送は無駄です。VRAMからメインメモリに転送して、すぐにメインメモリからVRAMに転送するだけ。無駄ですね。
その解決策として一部のGPUに「VRAM上のデータを再利用して描画」というDrawIndirectコマンドが追加されました。2ステージ目以降の「CPUがGPUに描画指示」をDrawIndirectコマンドで行えば無駄なデータ転送がなくなります。めでたしめでたし。
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