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TCP Checksum Offload

620 バイト追加, 2012年6月4日 (月) 02:35
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'''TCP Checksum Offload'''(TCO, てぃーしーぴー・ちぇっくさむ・おふろーど)とは、[[TCP/IP]]の[[パケット]]に付加される[[チェックサム]]の計算を、[[CPU]]ではなく、[[ネットワークカード]]([[NIC]])に任せることをいう。
負荷軽減([[オフロード]]、off=軽減 load=負荷)手法のひとつ。NIC上の専用ハードウェアで処理するので高速に処理することができ、かつ負荷)手法のひとつであり、[[NIC]]上の専用ハードウェアで高速に処理することができ、かつ[[CPU]]の負荷が下がる。
ただし、NICが外部にパケット送信するギリギリまで([[プログラム]]→[[OS]]→[[NIC]]の間)、TCPパケットに[[チェックサム]]が付加されていない状態(一見するとぶっ壊れている風)になるため、[[Wireshark]](旧[[Ethereal]])などで正常に[[パケットキャプチャー]]ができなくなる(ぶっ壊れてるエラーがでまくる)。通常はNICの[[ドライバー]]経由で[[チェックサムオフロード]]を使うか使わないかの設定ができるので、[[パケットキャプチャ]]を使いたい場合は切っておこう。
 
2000年くらいの頃は一部のサーバー用の高級品にしか付いていなかった機能であったが最近では安物NICでもほぼ付いている。
TCP/IPに限らず、[[UDP/IP]]や[[IP]]に対してチェックサムオフロード機能を提供しているネットワークカードも増えてきており、それらは[[UDPチェックサム・オフロード]]
や[[IPチェックサム・オフロード]]と呼ばれる。なお安物のネットワークカードでは[[IPv4]]のみチェックサムオフロードに対応し、[[IPv6]]には対応していないという製品も多い。
== 関連項目 ==
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