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Zeebo

74 バイト追加, 2018年3月3日 (土) 10:52
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'''Zeebo'''とは、ブラジルのZeebo Inc社([[クアルコム]]と[[セガ]]系列会社の合弁会社)が開発し、2009年に販売した据置型の家庭用ゲーム機である。系列会社の合弁会社)が開発し、2009年に発売した据置型の家庭用ゲーム機である。
== Zeebo Inc ==
一見すると怪しい新興企業と思われるかもしれないが、3G携帯電話の特許をほぼ全て押さえ携帯電話用チップで独占に近いマーケットシェアを保持し、世界の携帯電話業界を裏で支配している携帯電話大手の[[クアルコム]]社と、セガの正規代理店で社と、[[メガドライブ3セガ]]の正規代理店で[[メガドライブポータブルメガドライブ3]]などのゲーム機を開発販売しているTecToy社の合弁会社である。このため、Zeeboでは[[CPUメガドライブポータブル]]などほぼ全ての半導体がなどのゲーム機を開発販売している[[クアルコムTecToy]]社の特製となっている。社の合弁会社である。
また、Zeeboのメニュー画面などのユーザーインターフェイスのデザイン及び開発は、東京都千代田区の株式会社ヤッパが担当した。このためZeeboでは[[CPU]]などほぼ全ての半導体が[[クアルコム]]社の特製となっている。また、Zeeboのメニュー画面などのユーザーインターフェイスのデザイン及び開発は東京都千代田区の株式会社ヤッパが担当した。
日本では秘匿された事実上の「[[ドリームキャスト]]」の後続機であった。
 
== 概要 ==
== ネットワーク機能 ==
 
Zeeboの最大の特徴はクアルコム製の3G携帯電話を内蔵している点である。
据置ゲーム機にも関わらず、別途プロバイダ契約や無線ルータの購入などの設備投資も必要無く、単体で通信することができる。
また、ZeeboはPS3やXbox360などLAN端子を搭載したゲーム機とは大きく異なり、Zeebo自体が家庭内のネットワークインフラの拠点となる「Zeeboがルータになる機能」が搭載されていた。現在でいうZeeboはPS3やXbox360などLAN端子を搭載したゲーム機とは大きく異なり、Zeebo自体が家庭内のネットワークインフラの拠点となる「Zeeboがルータになる機能」が搭載されていた。現在でいう[[ポケットWi-Fi]]や[[スマホ]]の[[テザリング]]が標準装備されていたのである。有線ネットワークインフラの弱い新興国において特に意味を持つであろう、Zeeboの内蔵3G携帯電話でインターネット接続を他機器でも利用できるという画期的なものであった。に相当する機能が標準装備されていたのである。有線ネットワークインフラの弱い新興国において特に意味を持つと期待された。
=== ZeeboNet ===
Zeeboでは、ZeeboNetという専用のオンラインサービスからソフトを購入するようになっていた。つまりソフトはダウンロード販売のみでパッケージソフトは存在しない。これは完全に携帯電話と同様の考え方で、iPhoneのAppStoreやAndroidのGoogle Playと同様のシステムと考えていただければわかりやすいと思う。しかもZeeboNetに限ればパケット通信料は無料となっていた。Zeebo本体のシステムアップデートもZeeboNet経由で自動的に行われた。Zeeboでは、ZeeboNetという専用のオンラインサービスからソフトを購入するようになっていた。つまりソフトはダウンロード販売のみでパッケージソフトは存在しない。これは完全に携帯電話と同様の考え方で、[[iPhone]]のAppStoreや[[Android]]の[[Google Play]]と同様のシステムと考えていただければわかりやすいと思う。しかもZeeboNetに限ればパケット通信料は無料となっていた。Zeebo本体のシステムアップデートもZeeboNet経由で自動的に行われた。
== 価格 ==
== サードパーティ ==
2009年3月24日時点で、セガ、カプコン、ナムコ、ゲームロフト、Electronics Arts、Id Software、アクティビジョンなど、大手ゲーム会社各社が参入を表明していた。2009年3月24日時点で、[[セガ]]、[[カプコン]]、[[ナムコ]]、[[ゲームロフト]]、[[Electronics Arts]]、[[Id Software]]、[[アクティビジョン]]など、大手ゲーム会社各社が参入を表明していた。
ゲームタイトルについては「Zeeboのゲームタイトル一覧」を参照してください。ゲームタイトルについては「[[Zeeboのゲームタイトル一覧]]」を参照してください。
== 本体性能 ==
Zeeboのメインメモリは160MBと、Wiiの88MBより豪勢である。Zeeboのメインメモリは160MBと、同時期のハードウェアである[[Wii]]の88MBより豪勢である。
CPUは、ARM11とQDSP5の2種類を搭載したマルチプロセッサ構成となっている。[[CPU]]は、[[ARM11]]と[[QDSP5]]の2種類を搭載したマルチプロセッサ構成となっている。また、通信などのI/O処理で負荷が掛からないよう、ARM9及びQDSP4の2つの補助的なプロセッサも搭載している。O処理で負荷が掛からないよう[[ARM9]]及び[[QDSP4]]の2つの補助的なプロセッサも搭載している。
GPUは、Qualcomm [[GPU]]は、[[Qualcomm Adreno 130のカスタム品が用いられており、毎秒400万トライアングルのポリゴン描画能力を有している。これはDreamcastの毎秒300万トライアングルを超える性能である。130]]のカスタム品が用いられており、毎秒400万トライアングルのポリゴン描画能力を有している。これは[[Dreamcast]]の毎秒300万トライアングルを超える性能である。
以上のように、基本性能はDreamcastやPlayStation2と言った世代のゲーム機より若干優れる程度である。以上のように、基本性能は[[Dreamcast]]や[[PlayStation2]]と言った世代のゲーム機より若干優れる程度である。
ちなみにコントローラはUSB接続である。
* [[Zeeboのゲームタイトル一覧]]
* [[ゲームハード一覧]]
 
[[category: ゲーム]]
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