QLC NAND型フラッシュメモリ

QLC NANDから転送)

QLC NAND型フラッシュメモリ(Quad Level Cell)とは、1つのメモリセルに4ビットのデータ(16段階の電荷レベル)を記録できるNAND型フラッシュメモリのことです。

耐久性が低い 編集

記録密度が非常に高く、大容量化と低コスト化を実現しますが、書き込み速度の低下と書き換え寿命(耐久性)が短くなる特性を持ち、主に読み出し中心の用途や大容量ストレージに適しています。

SSDの耐久性の9割は「同じセルに書き込んだ回数」で決まります。TLCが4000回なのに対して、QLCだと1000回くらいです。ざっくり耐久性は1/4です。

パソコンでは厳しい 編集

このため頻繁にファイルの作成や削除をするパソコン用途ではQLCのSSDは耐久性的に厳しいです。

また、パソコンでは仮想メモリを無効化することはほぼないという点もQLCのSSDでは厳しいです。ちなみに中華スマホでよくある「メモリ20GB!!(物理4GB+仮想16GB)」みたいなのはSSDが勢いよくぶっ壊れるので購入したら速攻で仮想メモリを無効化しましょう。

サーバーでは割と使える 編集

サーバー用途では「基本的にデータは消さない」「データの削除はフラグを立てるだけ」という運用がほとんどなのでQLCのSSDでも割と使い物になるようです。

また、サーバーでは仮想メモリを利用した時点で外部からの接続を捌ききれなくなり窒息死が確定するので、物理メモリを大量に搭載して仮想メモリは無効化するのが一般的であるため、仮想メモリ用途で耐久性がジワジワ削られるということもありません。

SSDの容量はケチるな 編集

ちなみに「無駄に大容量のSSDを買う」というのも耐久性の問題を回避する方法のひとつです。大容量であれば「同じセル」に書き込まれる回数が劇的に減ります。たとえTLCであっても256GBなどの小容量なSSDは避けましょう。