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[[Turbo Pascal 1.0]]は、1983年11月20日に発売された[[Turbo Pascal]]シリーズで一番最初のバージョンである。
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[[Xamarin.Mac]]でも[[NLog]]を使えると捗る。
  
Turbo Pascal 1.0は[[CP/M]]版と[[PC-DOS]]版の2種類の[[OS]]に対応し、動作に必要な[[メインメモリー]]の量はわずか64KBであった。
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==実装1==
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[[Xamarin.Mac]]でも[[NLog]]はなんら問題なく使用できる。[[NuGet]]から一発[[インストール]]である。試してはいないが[[MonoMac]]でも同じだと思う。
  
Tubro Pascal 1.0の[[コンパイラ]](turbo.comファイル)は、[[ソースコード]][[コンパイル]]して出来上がる[[実行ファイル]](.comファイルおよび.chnファイル)のサイズは最大64KBまでという制限があったが、[[CGA]](最初期の[[ビデオカード]])によるグラフィクス関連APIや、[[ビープ音]]を簡単に制御するサウンド関連のAPIを標準でサポートしており、[[コンピューターグラフィクス]]、ひいては[[コンピューターゲーム]]の開発をより身近な物にした。
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ただし[[ファイル]]に出力する場合に注意が必要で、[[Mac OS X]]ではあらゆる[[ファイル]][[アプリ]]の外部に保存する必要があるため、NLog.configファイルの設定例でよく見かける「basedir変数」以下に書き込む設定は使えない。
  
なお、このバージョンの時点では後のTurbo製品群の象徴ともいわれる青い背景の[[統合開発環境]]は搭載されておらず、テキストベースのメニュー画面となっている。
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===ファイルに出力するNLog.configの設定例===
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そこで以下の例では[[Mac OS X]]では定番の「~/Library/Logs/」以下に出力してみた。
  
== 関連項目 ==
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<source lang="xml">
* [[Turbo Pascal]]
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<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
* [[Dephi]]
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<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd"
* [[C Sharp|C#]]
+
      xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
* [[Free Pascal]] - マルチプラットフォームかつ64ビットなどもサポートした[[オープンソース]]な互換品
+
      xsi:schemaLocation="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd NLog.xsd"
* [[プログラミング言語]]
+
      autoReload="true"
* [[不完全にしておよそ正しくないプログラミング言語小史]]
+
      throwExceptions="false"
 +
      internalLogLevel="Off" internalLogFile="c:\temp\nlog-internal.log" >
  
== 参考文献 ==
+
  <variable name="appname" value="monobook"/>
<references/>
 
  
== 外部リンク ==
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  <targets>
* Turbo Pascal 1.0 の[[ダウンロード]]
+
    <target xsi:type="File" name="logfile"
*: http://altd.embarcadero.com/download/museum/tp1.zip
+
    fileName="${specialfolder:folder=MyDocuments}/Library/Logs/${appname}/${shortdate}.log"
* Borland MuseumのTurbo Pascal 1.0ページ
+
        layout="${longdate} ${uppercase:${level}} ${message}" />
*: http://edn.embarcadero.com/article/20693
+
 
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    <target xsi:type="Console" name="console" />
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  </targets>
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  <rules>
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    <logger name="*" minlevel="Trace" writeTo="logfile" />
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    <logger name="*" minlevel="Info"  writeTo="console" />
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  </rules>
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</nlog>
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</source>
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NLogに設定するパスは[[絶対パス]]なので、ホームディレクトリのパスの取得は「[[MonoMac/特殊ディレクトリのパスを取得する]]」を用いてMyDocumentsを指定することで取得した。
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また、NLog.config中でアプリ名を動的に取得する方法がわからなかったので、この例では自前でappname変数を用意している。
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===備考===
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NLog.configは初期状態でビルド時にコピーされない設定になっていると思うので修正するのを忘れないこと。NLog.configファイルのプロパティの「出力ディレクトリにコピー」の値を「新しい場合のみコピー」または「常にコピー」に設定する。
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===不具合===
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これは2015年8月3日の情報です。
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[[Xamarin.Mac]]において「Debugビルド」を行うとアプリ内(***.app内)のMonoBundleディレクトリにNLog.configファイルが生成(コピー)されるが、「Releaseビルド」では生成されないようだ。たぶん[[不具合]]だと思う。
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==関連項目==
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*[[MonoMac/特殊ディレクトリのパスを取得する]]
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==参考文献==
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{{reflist}}
  
 
{{stub}}
 
{{stub}}
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[[category:Xamarin.Mac]]
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[[category:MonoMac]]

2019年5月22日 (水) 05:13時点における最新版

Xamarin.MacでもNLogを使えると捗る。

実装1[編集 | ソースを編集]

Xamarin.MacでもNLogはなんら問題なく使用できる。NuGetから一発インストールである。試してはいないがMonoMacでも同じだと思う。

ただしファイルに出力する場合に注意が必要で、Mac OS Xではあらゆるファイルアプリの外部に保存する必要があるため、NLog.configファイルの設定例でよく見かける「basedir変数」以下に書き込む設定は使えない。

ファイルに出力するNLog.configの設定例[編集 | ソースを編集]

そこで以下の例ではMac OS Xでは定番の「~/Library/Logs/」以下に出力してみた。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd"
      xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
      xsi:schemaLocation="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd NLog.xsd"
      autoReload="true"
      throwExceptions="false"
      internalLogLevel="Off" internalLogFile="c:\temp\nlog-internal.log" >

  <variable name="appname" value="monobook"/>

  <targets>
    <target xsi:type="File" name="logfile" 
    	fileName="${specialfolder:folder=MyDocuments}/Library/Logs/${appname}/${shortdate}.log"
        layout="${longdate} ${uppercase:${level}} ${message}" />

    <target xsi:type="Console" name="console" />

  </targets>

  <rules>
    <logger name="*" minlevel="Trace" writeTo="logfile" />
    <logger name="*" minlevel="Info"  writeTo="console" />
  </rules>
</nlog>

NLogに設定するパスは絶対パスなので、ホームディレクトリのパスの取得は「MonoMac/特殊ディレクトリのパスを取得する」を用いてMyDocumentsを指定することで取得した。

また、NLog.config中でアプリ名を動的に取得する方法がわからなかったので、この例では自前でappname変数を用意している。

備考[編集 | ソースを編集]

NLog.configは初期状態でビルド時にコピーされない設定になっていると思うので修正するのを忘れないこと。NLog.configファイルのプロパティの「出力ディレクトリにコピー」の値を「新しい場合のみコピー」または「常にコピー」に設定する。

不具合[編集 | ソースを編集]

これは2015年8月3日の情報です。 Xamarin.Macにおいて「Debugビルド」を行うとアプリ内(***.app内)のMonoBundleディレクトリにNLog.configファイルが生成(コピー)されるが、「Releaseビルド」では生成されないようだ。たぶん不具合だと思う。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]