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2016年3月14日 (月) 15:35時点における最新版
完全仮想化(英語:hardware virtualized mode、通称:HVM)とは、エミュレーターのうち完全に本来のハードウェア(物理マシン)を完全に覆い隠してしまうものをいう。
概要[編集 | ソースを編集]
完全仮想化はエミュレーター本体が動く物理マシンが仮想マシンから見えないエミュレーターのことである。 完全仮想化は仮想マシン上のOSからは完全なる物理マシンに見える。 なお英語圏では「ハードウェア仮想化」といった方が通じる。
たとえばWindows向け(x86向け)のゲーム機のエミュレーターはそもそもCPUなどがMIPSなどと根本的に違うのでx86が見えても仕方がないので完全な仮想化ばかりである。
一方でVMwareやXenServerなどのx86上でx86をエミュレートするようなものでは仮想マシンから物理マシンが見えるモードが用意されている。これを準仮想化といい、準仮想化に対応したOSを使用することでOSが可能であれば物理マシンを直接叩くようになり処理速度が高速化される。ただし準仮想化は仮想マシン上で動かすOSに修正が必要であったり、物理マシンを叩けるためセキュリティホールになったりといくつかの欠点を抱えている。
そこで現在では基本は「ほぼ完全仮想化」であり仮想マシン上で動くOSには一切手を入れる必要がなく、その仮想マシン上のOS向けのデバイスドライバーで準仮想化を行うというPVHVMなるものが流行っている。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- 上から遅い順番
なおPVMよりPVHVMの方が最近は速いようだ。 これは個々のOSで最適化するより、ドライバー部分だけに一点集中で最適化を行った方が圧倒的に開発効率が良いためのようだ。