「F-Droid」の版間の差分

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==概要==
 
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F-Droidは[[オープンソース]]に特化した[[Google Play]]のようなものであり、[[Google Play]]から諸事情により削除されたアプリや、[[root化]]したAndroid端末向けのアプリが豊富に揃っている。
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F-Droidは[[オープンソース]]に特化した[[Google Play]]のようなものであり、[[Google Play]]から諸事情により削除されたアプリや、[[root化]]したAndroid端末向けのアプリが豊富に揃っている。[[Android]]標準搭載の[[ソフトウェアキーボード]]も実はひとつの[[アプリ]]であり、その最新版がF-Droidでも配布されていたりする。
  
非公式アプリマーケットというと[[アンダーグラウンド]]な色合いが強いものばかりだが、F-Droidは「オープンソースによる安全性」を売りにしているのが特徴である。
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[[非公式アプリマーケット]]というと[[アンダーグラウンド]]な色合いが強いものばかりだが、F-Droidは「オープンソースによる安全性」を売りにしているのが特徴である。
  
 
[[Google Play]]に非対応な[[中華パッド]]などでは大活躍する。
 
[[Google Play]]に非対応な[[中華パッド]]などでは大活躍する。
  
 
==アプリの公開==
 
==アプリの公開==
F-Droidにてアプリを公開配布するには配布物が[[ライセンス]]の明示された[[オープンソース]]であることが絶対条件となる。[[Google Play]]をはじめとした[[アプリマーケット]]では[[apkファイル]]を管理者画面から[[アップロード]]するが、F-Droidでは[[ソースコード]]を[[アップロード]]し、[[中の人]]が監査およびビルドを行った後に[[apkファイル]]が配布される。
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F-Droidにてアプリを公開配布するには配布物が[[ライセンス]]の明示された[[オープンソース]]であることが絶対条件となる。[[Google Play]]をはじめとした[[アプリマーケット]]では[[apkファイル]]を管理者画面から[[アップロード]]するが、F-Droidでは[[ソースコード]]を[[アップロード]]し、[[中の人]]が監査およびビルドを行った後に、問題が無ければ[[apkファイル]]が公開配布される。
  
F-Droidの審査基準としては[[オープンソース]]であること、[[マルウェア]]ではないこと、そして[[ユーザートラッキング]]を行わないことが絶対条件となる。
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F-Droidの審査基準としては
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* [[オープンソース]]であること
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* [[マルウェア]]ではないこと
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* そして[[ユーザートラッキング]]を行わないことが絶対条件となる。
  
[[Google Play]]などの[[アプリマーケット]]では基本的にクローズドな監査が行われているが、F-Droidでは[[ソースコード]]を有志たちが監査した後に公開となるため、Android界では一番安全なマーケットではないかと言われている。[[root権限]]が必要なアプリは怪しい物が多いので、F-Droidから手に入るのであればそれを利用するのが一番安全だと思われる。
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[[Google Play]]などの[[アプリマーケット]]では基本的にクローズドな監査が行われているが、F-Droidでは[[ソースコード]]を有志たちが監査した後に公開となるため、Android界では一番安全な[[アプリマーケット]]ではないかと言われている。とくに[[root権限]]が必要なアプリは怪しい物が多いので、F-Droidから手に入るのであればそれを利用するのが一番安全だと思われる。
  
 
ただし、これは[[マルウェア]]の混入などに対して安全という意味であって、[[アプリ]]自体の挙動が安全というわけではないので注意する必要がある。F-Droidでは使い方を間違えれば[[文鎮化]]必至のアプリも数多く公開されている。
 
ただし、これは[[マルウェア]]の混入などに対して安全という意味であって、[[アプリ]]自体の挙動が安全というわけではないので注意する必要がある。F-Droidでは使い方を間違えれば[[文鎮化]]必至のアプリも数多く公開されている。
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==アプリの利用==
 
==アプリの利用==
 
F-Droidを利用するには、まずAndroid端末に専用アプリを[[ダウンロード]]し[[インストール]]する。
 
F-Droidを利用するには、まずAndroid端末に専用アプリを[[ダウンロード]]し[[インストール]]する。
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F-Droidアプリを起動し、起動直後のオススメアプリ一覧や[[検索窓]]から目的のアプリを探しだし、「+」ボタンを押して[[インストール]]する。若干インストールボタンがわかりにくいが、基本的にGoogle Playと同じである。
 
F-Droidアプリを起動し、起動直後のオススメアプリ一覧や[[検索窓]]から目的のアプリを探しだし、「+」ボタンを押して[[インストール]]する。若干インストールボタンがわかりにくいが、基本的にGoogle Playと同じである。
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==外部リンク==
 
==外部リンク==
* [https://f-droid.org/ F-Droid]
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* https://f-droid.org/
 
 
==参考文献==
 
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2023年8月29日 (火) 01:52時点における最新版

F-Droid(読み:えふどろいど)とは、オープンソースアプリに特化したAndroid向けのアプリマーケットである。

概要[編集 | ソースを編集]

F-Droidはオープンソースに特化したGoogle Playのようなものであり、Google Playから諸事情により削除されたアプリや、root化したAndroid端末向けのアプリが豊富に揃っている。Android標準搭載のソフトウェアキーボードも実はひとつのアプリであり、その最新版がF-Droidでも配布されていたりする。

非公式アプリマーケットというとアンダーグラウンドな色合いが強いものばかりだが、F-Droidは「オープンソースによる安全性」を売りにしているのが特徴である。

Google Playに非対応な中華パッドなどでは大活躍する。

アプリの公開[編集 | ソースを編集]

F-Droidにてアプリを公開配布するには配布物がライセンスの明示されたオープンソースであることが絶対条件となる。Google Playをはじめとしたアプリマーケットではapkファイルを管理者画面からアップロードするが、F-Droidではソースコードアップロードし、中の人が監査およびビルドを行った後に、問題が無ければapkファイルが公開配布される。

F-Droidの審査基準としては

Google Playなどのアプリマーケットでは基本的にクローズドな監査が行われているが、F-Droidではソースコードを有志たちが監査した後に公開となるため、Android界では一番安全なアプリマーケットではないかと言われている。とくにroot権限が必要なアプリは怪しい物が多いので、F-Droidから手に入るのであればそれを利用するのが一番安全だと思われる。

ただし、これはマルウェアの混入などに対して安全という意味であって、アプリ自体の挙動が安全というわけではないので注意する必要がある。F-Droidでは使い方を間違えれば文鎮化必至のアプリも数多く公開されている。

アプリの利用[編集 | ソースを編集]

F-Droidを利用するには、まずAndroid端末に専用アプリをダウンロードインストールする。 ※野良apk

F-Droidアプリを起動し、起動直後のオススメアプリ一覧や検索窓から目的のアプリを探しだし、「+」ボタンを押してインストールする。若干インストールボタンがわかりにくいが、基本的にGoogle Playと同じである。

アプリへの寄付[編集 | ソースを編集]

F-Droidではすべてのアプリに寄付ボタンが用意されている。アプリ開発費はすべて寄付で賄うという方針であり、アフィリエイト広告が嫌いな真性の嫌儲民には必須のアプリマーケットであると言える。寄付にはペイパルビットコインを利用できる。

関連項目[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]