「LSI C-86 試食版」の版間の差分
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2014年8月7日 (木) 00:55時点における最新版
LSI C-86 試食版とは、黒歴史である。
概要[編集 | ソースを編集]
C Magazineの付録などとしてよく付いていた。昔の苦Cで紹介されていたコンパイラの一つ(WebArchiveに残る紹介ページ)。
あくまで体験版であり制限があるにも関わらず、当時のC言語のコンパイラは10万円以上あたりまえという御時世であったため非常に人気があった。後にQuick CやTurbo Cなどの数万円台の安価な製品が登場したが、やはり雑誌の付録などでは無料という点が評価され高い人気を保った。
引数の個数が一定以下であればレジスタ渡しになるなど、強烈な手動の最適化テクニックも多数あり、そのようなノウハウを集めた雑誌記事なども見かけたくらいである。
利点[編集 | ソースを編集]
欠点[編集 | ソースを編集]
- Windows Vistaで使うと、コマンドプロンプトが変な表示になる上、日本語が表示できない
- ちょっと大きいプログラムをコンパイルしようとすると、out of memoryと出てきてコンパイルできない
- int型が2バイトしかなく、整数の格納に4バイトのlong型を使う癖がついてしまうことがある。
- windows.hが入っていない
まとめ[編集 | ソースを編集]
このコンパイラをあえて使うメリットは見つかりません。素直にclangやgccを使っておきましょう。
それでも使ってみたいという物好きな方は、Vectorからダウンロードできます。 (物好きな方でなくてもダウンロードできます。念のため)