「RenderScript」の版間の差分
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2018年12月13日 (木) 07:56時点における版
RenderScriptとは、Androidが採用、搭載しているCUDAに似たプログラマブルシェーダーである。
RenderScriptはAndroid 3.0で登場した機能で、もともとはその名前のとおり3Dレンダリングするためのものであったが、いろいろと試行錯誤を繰り返したのち、Android 4.2でそれらは廃止され、現在はいわゆるOpenCLやCUDAなどと類似するGPGPU向けのコンピュートシェーダーと2D画像処理向けの組み込み関数群というかたちに落ち着いている。
このような歴史的背景から名前はRenderScriptだが実質的にはComputeScriptである。
Androidには標準でCPUドライバが含まれており、とりあえずAndroid 4.2以降であればGPUがショボい端末でも動くという特徴がある。
Androidが採用しているJavaやKotlinはビットマップをピクセル単位で処理する、いわゆる「ポインタを使ってぶん回す」系の処理には死ぬほど向いていない。Xamarin.Androidを使ってポインタをぶん回すという方法もあるが、XamarinはGoogle純正ではないので非公式な方法である。それを補うのがRenderScriptであり、主にJavaで書くと死ぬほど遅い2Dの画像処理を書くのに使われる。