「PPPoE」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「'''PPPoE''' (PPP over Ethernet)とは、コンピューター間でシリアル通信を行うためのネットワークプロトコルである「PPP」を[…」)
 
 
(同じ利用者による、間の2版が非表示)
1行目: 1行目:
 
'''PPPoE''' (PPP over Ethernet)とは、[[コンピューター]]間で[[シリアル通信]]を行うためのネットワークプロトコルである「[[PPP]]」を[[イーサネット]]を通じて利用できるようにしたものです。
 
'''PPPoE''' (PPP over Ethernet)とは、[[コンピューター]]間で[[シリアル通信]]を行うためのネットワークプロトコルである「[[PPP]]」を[[イーサネット]]を通じて利用できるようにしたものです。
  
プロバイダー側の利点としては[[パソコン通信]]の時代の設備([[PPP]]の設備)を[[魔改造]](イーサネット対応)することで導入できるため、[[ADSL]]([[PPP]])と[[光回線]]([[PPPoE]])で同様の設備を共有できることでコスト削減できるという特徴がありました。
+
プロバイダー側の利点としては[[パソコン通信]]の時代の設備([[PPP]]の設備)を[[魔改造]](イーサネット対応)することで導入できるため、[[ADSL]]([[PPP]])と[[光回線]](PPPoE)で同様の設備を共有でき、それによりコスト削減できるという特徴がありました。
  
なお、近年の[[光回線]]では[[ONU]]の情報で認証して[[DHCP]]で[[IP]]を発行する「[[IPoE]]」方式が主流になりつつあります。IPoEではIDやパスワードの入力が不要なのでユーザーサポートが楽なのだと思われます。
+
なお、近年の[[光回線]]では[[ONU]]の情報で認証して[[DHCP]]で[[IP]]を発行する「[[IPoE]]」方式が主流になりつつあります。IPoE + DHCPでは利用者によるルーターの設定が不要(IDやパスワードの入力が不要)なので「ルーターの設定がわからない」などの問い合わせが激減してユーザーサポートが楽なのだと思われます。
 +
 
 +
[[category: ネットワーク]]

2024年5月13日 (月) 02:19時点における最新版

PPPoE (PPP over Ethernet)とは、コンピューター間でシリアル通信を行うためのネットワークプロトコルである「PPP」をイーサネットを通じて利用できるようにしたものです。

プロバイダー側の利点としてはパソコン通信の時代の設備(PPPの設備)を魔改造(イーサネット対応)することで導入できるため、ADSL(PPP)と光回線(PPPoE)で同様の設備を共有でき、それによりコスト削減できるという特徴がありました。

なお、近年の光回線ではONUの情報で認証してDHCPIPを発行する「IPoE」方式が主流になりつつあります。IPoE + DHCPでは利用者によるルーターの設定が不要(IDやパスワードの入力が不要)なので「ルーターの設定がわからない」などの問い合わせが激減してユーザーサポートが楽なのだと思われます。