IPoE
IPoE (語源:Internet Protocol over Ethernet)とは、自宅(会社)からプロバイダーまでの通信網が「WAN」ではなく「LAN」として扱われ、プロバイダー側にあるルーターを利用してインターネットに接続する方式である。
概要[編集 | ソースを編集]
光回線でIPv6が大流行した際に主要な接続方式のひとつとして一躍有名になりました。
ひそかにIPv4でもドコモの携帯電話などでも古くから使われていました。 ドコモ以外にもUSENや電力会社などの「電話会社以外のインターネット接続サービス」ではIPv4の頃から結構使われていました。 なお「IPv4のIPoE」は絶滅危惧種です。
詳細はRFC894[1]にまとめられています。
ルーターが無くても利用できる[編集 | ソースを編集]
このIPoE方式では前述のように「自宅とプロパイダー間はLAN」として扱われるため自宅側にルーターは必要ありません。光回線契約時に提供された機器の有線LAN端子にLANケーブルを繋ぐだけで利用できます。
それでも高価なルーターが売られているのは「自宅LANを別のIP網にするため」と「無線LANを利用するため」です。「IPv4のIPoEで有線LANしか使わない」場合はマジでスイッチングハブだけしか必要ないです。
ルーターのプロバイダー設定[編集 | ソースを編集]
自宅とプロパイダーまでの経路が「巨大なLAN」として扱われ、かつDHCPでIPを割り振る方式になっていることがほとんどです。このためIPoEを利用する場合は「ルーターの設定は不要、WAN端子にケーブルを繋ぐだけ」で利用できることがほとんどです。
なお、IPoE かつ 固定IP の場合はこの限りではありません。
IPv6 で IPv4 に接続する場合[編集 | ソースを編集]
IPv6の利用者がIPv4のホストに接続する場合は「プロパイダーに設置されている複数の契約者で共有するIPv4のルーター」を利用することになります。複数人で1つのIPv4を共有する方式のためポート開放はほぼ不可能です。