「XAudio2」の版間の差分
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マルチプラットフォームをうたって[[Windows Phone]]や[[Windows RT]]などにも対応したが、それらは早々に全滅したので実質的に[[Windows]]([[PC]])でしか動かない。[[Linux]]、[[macOS]]、[[Android]]、[[iOS]]などまでマルチプラットフォーム対応したいなら、こんなもの使わず[[OpenAL]]でも使ったほうがいいぞ。 | マルチプラットフォームをうたって[[Windows Phone]]や[[Windows RT]]などにも対応したが、それらは早々に全滅したので実質的に[[Windows]]([[PC]])でしか動かない。[[Linux]]、[[macOS]]、[[Android]]、[[iOS]]などまでマルチプラットフォーム対応したいなら、こんなもの使わず[[OpenAL]]でも使ったほうがいいぞ。 |
2022年4月20日 (水) 02:54時点における最新版
XAudio2(えっくすおーでぃおつー)とは、Xbox 360向けに開発された3DオーディオAPIである。
大雑把にいえばバカみたいにメモリが豊富なPCが前提となっているDirectSoundと、リソースに乏しい初代Xboxのために開発されたXAudioを統合したものであり、名称からもわかるようにどっちかというと後者のXAudioに近い。
家庭用ゲーム機というリソースが乏しい実行環境が大前提なのでプログラム作成時に「事前に音声データは最適化しておく」という前処理が必要となる。大雑把にいえば多種多様な音声ファイルを特定の形式に変換しておくという処理だ。これによりローディングが高速化されるという利点があるが、プログラマーの手間が増えるという欠点もある。
マルチプラットフォームをうたってWindows PhoneやWindows RTなどにも対応したが、それらは早々に全滅したので実質的にWindows(PC)でしか動かない。Linux、macOS、Android、iOSなどまでマルチプラットフォーム対応したいなら、こんなもの使わずOpenALでも使ったほうがいいぞ。