「TGPU」の版間の差分
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2022年8月10日 (水) 01:51時点における最新版
tGPU (読み:てぃーじーぴーゆー、語源:Tiled GPU)とは、CPUと同じパッケージに格納されたGPUのことである。
「iGPU」と同じようなものである。 iGPUは「CPUとGPUがひとつの半導体として一体化しているもの」なのに対して、tGPUは「ひとつの半導体パッケージの中にGPUとGPUが別々に搭載されているもの」をいう。
一般消費者からすればiGPUもtGPUも何ら違いはない。
一方でメーカーからすると以下のような利点があるらしい。
- CPUとGPUを別々の工場で製造できる
- CPUとGPUの組み合わせを変幻自在にできる
- CPUとGPUを数ミリくらい離して配置できるので熱設計に余裕ができる
tGPUは組立コストが増大するという欠点もあるが、すでにPCIe、USB、Wi-Fi、SATA、M.2、イーサネットなどの電子回路はCPUとは別チップとして半導体パッケージを組み立てる際に格納する手法が使われているため、GPUという部品が1つ増えたくらいではあまり問題にならないらしい。
この手法が大々的に宣伝されたのはIntelの「Kaby Lake-G」が最初だと思う。
本格的な採用はAMDの「Ryzen 3000」からだと思う。
また、Intelも「Meteor Lake」と「Arrow Lake」で本格的に採用するらしい。