「シリアルバス」の版間の差分
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かつて[[コンピューター]]の世界では「[[バス幅]]を広げれば広げるほど高速通信できる」と考えられて来ました。ただバス幅を広げれば広げるほど[[ハードウェア]]の[[コスト]]は増大しました。 | かつて[[コンピューター]]の世界では「[[バス幅]]を広げれば広げるほど高速通信できる」と考えられて来ました。ただバス幅を広げれば広げるほど[[ハードウェア]]の[[コスト]]は増大しました。 | ||
2023年4月5日 (水) 02:32時点における最新版
シリアルバス(serial bus)とは、バス幅が「1ビット」のコンピューター用のバスの総称です。
また、昨今では「シリアルバスを2本並列に繋ぎ実質2ビットのパラレスバス」もシリアルバスを名乗っていることがあります。
概要[編集 | ソースを編集]
かつてコンピューターの世界では「バス幅を広げれば広げるほど高速通信できる」と考えられて来ました。ただバス幅を広げれば広げるほどハードウェアのコストは増大しました。
そのため速度はあまり必要のない用途ではハードウェアを安価に製造できる「RS-232C」や「USB」などのシリアルバスが人気になりました。
さらにバス幅を広げる手法は限界を迎えました。クロック周波数が100MHzを超えたあたりから「バス幅を広げた際の等長配線の設計など」がシビアになり、バス幅を広げれば広げるほど「データの整合性」を取るのが難しくなりました。当然ながらハードウェアのコストは指数関数的に増大しました。
そこで再度注目を浴びたのがシリアルバスでした。バス幅1ビットに狭めて、代わりに超高クロックで送信するという手法です。この手法を採用した「SATA」はパソコンの世界を席巻しました。また同時に安さだけが取り柄だった「USB」も今や「SATAより速い」という意味不明な状況になっています。