「ハイセンス」の版間の差分
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日立のテレビ事業は2005年度から赤字に転落、2007年度後半から2009年度にかけて[[リストラ]]の嵐が吹き荒れ、2012年度に完全撤退となった。この際に事業所ごと切られたのがハイセンスであった。 | 日立のテレビ事業は2005年度から赤字に転落、2007年度後半から2009年度にかけて[[リストラ]]の嵐が吹き荒れ、2012年度に完全撤退となった。この際に事業所ごと切られたのがハイセンスであった。 | ||
− | + | しかし工員たちは諦めず「Wooo」に「HiSense」のロゴを付けて生産を継続した。このため同社のテレビは中国製にも関わらず海外メーカーの参入障壁となっていた[[B-CAS]]前提のバリバリの日本仕様、[[ファームウェア]]もそのまま流用なので[[地デジ]]の番組表もWoooそのものであった。 | |
− | + | 無名メーカーのテレビといえばホームセンターでしか売られないのが定番であるが、法人は変われど営業担当者の人と人との付き合いからか同社製品は[[ヨドバシカメラ]]などの[[家電量販店]]にも陳列された。ただし従来の[[Wooo]]のような[[ハイエンド]]な値付けは行われず[[ローエンド]]な安物扱いであった。 | |
− | + | それでもこれらの事情を知っている[[情強]]を名乗る人々の間では「性能は良い」「値段は安い」と非常に人気があった。 | |
− | 2018年には[[東芝映像ソリューション]] | + | 2018年には[[東芝映像ソリューション]]を買収して「REGZA」ブランドのテレビの生産を開始した。日本企業をリストラされたテレビ開発者の集合体みたいになった。 |
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+ | == 関連項目 == | ||
+ | * [[東芝映像ソリューション]] |
2023年5月30日 (火) 02:48時点における最新版
ハイセンス(英語:HiSense)とは、中国の家電メーカーである。
概要[編集 | ソースを編集]
もともとは日立と非常に関係の深い中国法人である。中国では法的に外資系企業が設立できないという事情から表向きは日立グループではなかったが、実質的に「日立の工場」であり、同社のエアコンや冷蔵庫やテレビなどを生産していた。日立は何にでも頭文字「Hi」と付ける傾向があるが、まさにそれである。この頃の正式名称は「青島海信日立空調系統有限公司」、あまりにも長いので「海信日立」と呼ばれた。
日立のテレビ事業は2005年度から赤字に転落、2007年度後半から2009年度にかけてリストラの嵐が吹き荒れ、2012年度に完全撤退となった。この際に事業所ごと切られたのがハイセンスであった。
しかし工員たちは諦めず「Wooo」に「HiSense」のロゴを付けて生産を継続した。このため同社のテレビは中国製にも関わらず海外メーカーの参入障壁となっていたB-CAS前提のバリバリの日本仕様、ファームウェアもそのまま流用なので地デジの番組表もWoooそのものであった。
無名メーカーのテレビといえばホームセンターでしか売られないのが定番であるが、法人は変われど営業担当者の人と人との付き合いからか同社製品はヨドバシカメラなどの家電量販店にも陳列された。ただし従来のWoooのようなハイエンドな値付けは行われずローエンドな安物扱いであった。
それでもこれらの事情を知っている情強を名乗る人々の間では「性能は良い」「値段は安い」と非常に人気があった。
2018年には東芝映像ソリューションを買収して「REGZA」ブランドのテレビの生産を開始した。日本企業をリストラされたテレビ開発者の集合体みたいになった。