「クラウドコンピューティング」の版間の差分
imported>Fallout New Tokyo |
(→概要) |
||
5行目: | 5行目: | ||
また、クラウドコンピューティングとは[[中小企業]]が行っている仕事を、[[大企業]]に一極集中させることにより、その[[一括仕入れ]]などによる[[スケールメリット]]を活かし、無駄を削減し、[[コスト削減]]を実現しようという運動のことである。巨大ショッピングモールが地場の[[商店街]]を淘汰し、[[iTunes Music Store]]が街のCD屋さんを淘汰したように、[[中小企業]]は雲(クラウド)となり天国へ召されるという意味でもある。 | また、クラウドコンピューティングとは[[中小企業]]が行っている仕事を、[[大企業]]に一極集中させることにより、その[[一括仕入れ]]などによる[[スケールメリット]]を活かし、無駄を削減し、[[コスト削減]]を実現しようという運動のことである。巨大ショッピングモールが地場の[[商店街]]を淘汰し、[[iTunes Music Store]]が街のCD屋さんを淘汰したように、[[中小企業]]は雲(クラウド)となり天国へ召されるという意味でもある。 | ||
+ | |||
+ | ==利点== | ||
+ | |||
+ | ==欠点== | ||
+ | クラウドコンピューティングは情報に対するコントロールを第三者に譲渡せざるを得ない。 | ||
+ | また、利用者は管理権を完全に失う。 | ||
+ | 最終手段としての[[リバースエンジニアリング]]の可能性すら失われるため[[プロプライエタリソフトウェア]]を利用するよりも重大な欠点と言える。 | ||
== 種類 == | == 種類 == |
2014年11月5日 (水) 03:07時点における版
クラウドコンピューティング(英語:cloud computing)とは、雲(クラウド)をつかむような話の総称である。
目次
概要
もともとはセールスフォース・ドットコムのASP(Application Service Provider)を新しいものに見せるためのマーケティング的な言葉であったが(いわゆるリネーム商法)、その胡散臭さが大流行しマーケティングの加速によりASPはもとより、Amazon EC2に代表されるVPSなどのレンタルサーバーまでクラウドと呼ぶようになり、さらにはオラクルがOracle Databaseをプリインストールしたサーバー(「Exalogic」という製品)をクラウドアプライアンスと呼んでみたり、マイクロソフトがWindows ServerやSQL Serverのまとめ売りをプライベートクラウドと呼んでみたり、いまでは一段と雲をつかむような話となっている。
また、クラウドコンピューティングとは中小企業が行っている仕事を、大企業に一極集中させることにより、その一括仕入れなどによるスケールメリットを活かし、無駄を削減し、コスト削減を実現しようという運動のことである。巨大ショッピングモールが地場の商店街を淘汰し、iTunes Music Storeが街のCD屋さんを淘汰したように、中小企業は雲(クラウド)となり天国へ召されるという意味でもある。
利点
欠点
クラウドコンピューティングは情報に対するコントロールを第三者に譲渡せざるを得ない。 また、利用者は管理権を完全に失う。 最終手段としてのリバースエンジニアリングの可能性すら失われるためプロプライエタリソフトウェアを利用するよりも重大な欠点と言える。
種類
詳細は「aaS (as a Service)」のページを参照。
SaaS
いわゆるASP(Application Service Provider)のことである。ASPからSaaSに名前が変わったことで変化した点は特になく、単純なリネーム商法である。
主なサービス
PaaS
いわゆるroot権限のないレンタルサーバーのことである。OSのセキュリティ対策などの面倒な管理をしなくて良いので利用者の運用時の負担は少なく済むが、出来ることが限られてくるという問題がある。また、ベンダーロックインなどの問題も起りやすい。
主なサービス
- Windows Azure - 後にHaaSも始めた。
- Google App Engine
- AWS Elastic Beanstalk
HaaS
いわゆるVPS(Virtual Private Server)のことである。一般的なVPSではレンタルの単位が1ヶ月単位であるのに対して、HaaSという場合は1時間単位であることが多い。