「Vulkan Memory Allocator」の版間の差分
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VkBufferCreateInfo bufferInfo = { VK_STRUCTURE_TYPE_BUFFER_CREATE_INFO }; | VkBufferCreateInfo bufferInfo = { VK_STRUCTURE_TYPE_BUFFER_CREATE_INFO }; |
2024年4月18日 (木) 01:21時点における版
Vulkan Memory Allocator(通称:VMA)とは、GPUOpen(実質AMD)がオープンソースのもとで開発している「VulkanはGPUごと(どころかデバイスドライバごと)にメモリアライメントの仕様がバラバラ」という絶望的な全自動で問題を解決してくれるライブラリです。
使い方
このライブラリの基本的な使い方はとてもシンプルだ。グローバルなVmaAllocatorオブジェクトを作成した後、バッファを作成するために必要な完全なコードは次のようになります。
- Vulkan Memory Allocatorを使ってVkBufferを確保する例
VkBufferCreateInfo bufferInfo = { VK_STRUCTURE_TYPE_BUFFER_CREATE_INFO };
bufferInfo.size = 65536;
bufferInfo.usage = VK_BUFFER_USAGE_VERTEX_BUFFER_BIT | VK_BUFFER_USAGE_TRANSFER_DST_BIT;
VmaAllocationCreateInfo allocInfo = {};
allocInfo.usage = VMA_MEMORY_USAGE_AUTO;
VkBuffer buffer;
VmaAllocation allocation;
vmaCreateBuffer(allocator, &bufferInfo, &allocInfo, &buffer, &allocation, nullptr);
この1回の関数呼び出しで
- VkBuffer が作成されます。
- 必要に応じて VkDeviceMemory ブロックが割り当てられます。
- メモリブロックの未使用領域がこのバッファにバインドされます。
VmaAllocation は、このバッファに割り当てられたメモリを表すオブジェクトです。VkDeviceMemory のハンドルやオフセットなどのパラメータを問い合わせることができます。