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2024年6月6日 (木) 02:36時点における版
Virtual App Delivery (VAD)とは、米国Cameyo社が開発したクラウドサービス上の仮想環境でWindowsアプリを動かし、そのアプリの内容だけをくり抜いてクライアントに配信するシステムです。
VADのサーバーにアプリをインストールすると、そのサーバー上のアプリに接続するビューアがプログレッシブウェブアプリ(JavaScriptやWebAssemblyで作られたアプリ)として生成されるという仕組みのようです。プログレッシブウェブアプリが動くOSならばどこでも利用できるようです。
VDIやDaaSなどのWindowsの仮想デスクトップを丸ごと配信する従来のシステムと比べて、VADではアプリ部分だけをくり抜いて配信するため必要最小限の通信で済み、かつ、まるでそのOSのアプリのように動くので非常に快適だそうです。
2024年6月6日(日本時間)にCameyoはGoogleに買収されました。今後はGoogle Cloudの一部になり、Chromebookの法人やGIGAスクール構想向けの目玉機能として提供されるそうです。