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2014年1月30日 (木) 23:09時点における版
Tor(読み:とーあ)とは、米軍が敵国に侵入している工作員のために開発した発信源隠匿ツールである。
米軍は何を思ったか突如Torをオープンソースのもとで全世界に向け一般公開し各国政府ばかりか自国司法機関をも震撼させた。
概要
Torは潜入工作員がネットに繋いでいる場所、すなわち潜入工作員の居場所を逆探知できないようにするツールである。 なにをやってそうなっているかを大雑把にいえば通信経路を全世界を巡り巡るように複雑化し、事実上の逆探知を不可能にさせるというものである。
なお、Torには通信内容を暗号化する機能も備わっているが、あくまで簡易的なものであり暗号化ツールとしては弱いので、別途SSLを使い、PGPで暗号化したものを送るなどの予防策が重要となる。あくまでTorは「経路」および「発信源」を秘匿するツールである。
知名度
かつて日本では一部のキモヲタのみが知るソフトであったが「PC遠隔操作事件」で一躍有名となった。ただしTorは若干小難しい知識を要求し、専用クライアントのUIもユーザービリティ糞食らえな感じで野暮ったく分かりにくため、一般普及しているとは言いがたい。よって名前だけは有名であると言える。
使い勝手
TorはP2Pで自動的に多段串を実現するSOCKSプロキシサーバーとして機能する。そのため利用に際してはウェブブラウザなどのSOCKSプロキシサーバー対応のアプリにおいて若干の設定が必要となる。逆をいえばSOCKSプロキシサーバーに対応していないアプリからはTorを利用できない。
これらの点を考慮するとVPN GateなどのVPNをベースとしたシステムの方が使い勝手はよいと言える。
使い方
- Torの公式サイトから専用クライアントをダウンロードする。ユーザー登録などは一切必要ない。
- Firefoxを魔改造して自動連携するようにしたバージョンが含まれるのでそれを起動する。実行ファイルは「Start Tor Browser.exe」などという名称である。
- 以上、ウェブブラウザに関してはこれで利用可能な状態となる。
- 上記のTor版Firefox以外から利用したい場合
- SOCKS対応アプリであることが前提条件となる
- プロクシサーバーの種類「SOCKS」にする
- ホスト名を「localhost」にする
- ポート番号を「9050」にする
- 以上
VPN Gateとの連携
VPN GateとTorを連携させるとなおよいとされている。
詳細は「VPN Gate」の項目を参照。
出口ノード
誰でも出口ノードとなることが出来る。興味のある人は出口ノードになって、パケットダンプしてみるのも面白いかもしれない。ただし、もしあなたが電気通信事業者として出口ノードを運営している場合、パケットダンプすると通信の秘密の侵害に該当し、電気通信事業法違反となるので注意。
なお、MonoBookは法的意見を提供しません。
その他
- Tor/共有設定 - リレーノードになると通信が若干ではあるが高速化する。