「デスクトップPC向けHDD」の版間の差分
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最近ではこの問題に対処した改善品を[[NAS向けHDD]]という別製品として販売しだすHDDメーカーも増えつつある。 | 最近ではこの問題に対処した改善品を[[NAS向けHDD]]という別製品として販売しだすHDDメーカーも増えつつある。 | ||
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− | == 参考文献 == | + | *[[エンタープライズ向けHDD]] |
+ | *[[ニアライン向けHDD]] | ||
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2020年2月13日 (木) 01:46時点における最新版
デスクトップ向けHDDとは、いわゆる普通のパソコンに搭載されているハードディスクのことである。
概要[編集 | ソースを編集]
デスクトップ向けHDDとは、HDDの中でも最強の安物である。激安である。
RAID問題[編集 | ソースを編集]
デスクトップ向けHDDは公務員的な就業時間である「1日8時間」「週5日程度」の稼動を想定しており、24時間365日稼動があたりまえな「RAIDケースやNASなどには使用しないでください」とメーカーは主張している。RAID前提の製品とは異なり、安価を実現するため、隣接するHDDが発する振動を吸収する緩衝材・サスペンションのような機構を搭載していないのも理由のひとつであるとされる。その割には回転数の高い製品が多い。
RAID構成時の問題[編集 | ソースを編集]
脱落[編集 | ソースを編集]
最近の一部の製品には不良セクターを見つけだしデータを保護するスキャンディスクのような機能がファームウェアに搭載されており、スクリーンセーバーのような感じで一定時間ディスクアクセスがないと走り出す。
ただし、これがクセモノで、このスキャンディスク発動中にディスクアクセスを行うと、ある程度の処理が終わるまで壊れたかのように応答が帰ってこないという現象が発生する。いうなればプログラミングの世界でいうガベージコレクションの「ストップ・ザ・ワールド」のような状態である。
ただ反応が遅いだけなら問題ないのだが、RAID構成時にこれが発生すると「ディスク取り外し」「ディスク故障」として認識され、処理が終わると「ディスク取り付け」となり、実際は何もしていないのにRAIDのリビルドが走り出してしまう。
最近ではこの問題に対処した改善品をNAS向けHDDという別製品として販売しだすHDDメーカーも増えつつある。