「XenCenter」の版間の差分
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== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[XenServer]] | * [[XenServer]] | ||
* [[XenServer Tools]] | * [[XenServer Tools]] | ||
+ | * [[Red Hat Enterprise Virtualization]] | ||
== 参考文献 == | == 参考文献 == |
2016年3月23日 (水) 01:53時点における最新版
XenCenter(読み:ぜんせんたー)とは、XenServerをネットワーク越しにGUIで管理する純正ツールである。
概要[編集 | ソースを編集]
XenCenterはVMwareでいうvSphere Clientのようなものである。XenServerに仮想マシンを作成したり、XenMotionで移動したりといった基本的な操作はこのXenCenterで行う。VMwareでいうvCenterに名前が似ているが、XenにはVMwareのような中央管理サーバーが存在しないため、XenCenter単体で全部できる。
主な機能[編集 | ソースを編集]
仮想マシンの操作[編集 | ソースを編集]
ゲストOSを動かすための仮想マシンを作成したり、削除したり、移動したりできる。また、仮想マシンの上で動いているOSがXenServer Toolsに対応したものであれば安全にシャットダウンしたりすることもできる。
ぶっちゃけこれだけであればコマンドラインでもいける。
リモートコンソール[編集 | ソースを編集]
仮想マシンの画面を表示して操作できる。
これ重要。仮想マシンの操作だけであればコマンドラインでも十分だが、ゲストOSをいじくりまわすにはリモートコンソールが使えないと厳しい。
なお、今のところゲストOSにXenServer ToolsをインストールしてもVMware Toolsのように画面描画やマウスなどは滑らかに動いてくれたりはしない。
パフォーマンスレポート[編集 | ソースを編集]
仮想マシンが使用しているリソースや負荷の状況をグラフィカルに確認することができる。Windowsでいうタスクマネージャー、Mac OS Xでいうアクティビティモニタ、FreeBSDでいうtopコマンドのような機能である。
ゲストOSにXenServer Toolsをインストールしてあるとメモリ使用量など、見ることのできる項目が増える。
オンラインアップデート[編集 | ソースを編集]
XenServerの有償版ではWindows Updateのような感じでXenCenterからポチポチっとオンラインアップデートを行える。
一方、XenServerの無償版では、自前でパッチファイルをダウンロードしまくり、各ハイパーバイザーの管理コンソール(Linuxのコンソール)に入り、コマンドライン(xeコマンド)からひたすらキーボードを叩き、手動でアップデートを行う必要がある。なお、未適用のパッチファイルの一覧を表示して、ウェブブラウザでダウンロードページを開くまでは無償版でもできる。
ぶっちゃけて言えばXenServer 6.2から無償版と有償版の違いはこの機能だけである。文面に書くとこれだけだが、実際やってみるとお金を払いたくなる作業であるのも事実である。コマンドラインからのアップデートは真面目に運用を考えるとヒューマンエラーが地味に怖い。