「C Sharp/デリゲート」の版間の差分
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== 注意 == | == 注意 == |
2012年4月26日 (木) 05:04時点における最新版
デリゲート(delegate)とは、C#に搭載されている機能のひとつで、Delphiの関数ポインタを若干改良(拡張)し、リネームしたデータ型のひとつである。
注意[編集 | ソースを編集]
C#の属するTurboPascal一族の関数ポインタと、C言語一族の関数ポインタは別物であり、C言語系プログラミング言語で育った人はとくに注意すること。
Delphi由来の関数ポインタは引数や戻り値の型チェックが超厳密であり、またデリゲート生成時に指定したクラスのインスタンスの範囲内にのみ作用する。とくに作用範囲などという概念のないC言語系から来たプログラマーが陥りやすい点なので注意すること。
Delphiの関数ポインタからの改良点[編集 | ソースを編集]
Delphiの関数ポインタから改良された点として、ひとつのデリゲートに複数のメソッドを追加できるようになった点である。いうなれば配列に近い扱いとなった。
using System;
// 戻り値はvoid型(なし)
// 引数はstring型が1個
// なSomeDelegateという関数ポインタ型を定義。
delegate void SomeDelegate(string name);
class DelegateTest01
{
public static void Main()
{
// デリゲート生成
SomeDelegate del = new SomeDelegate(func1);
del("C#");
// output:
// hello, C#
// 「+=」演算子でデリゲートにメソッド追加
del += new SomeDelegate(func2);
del("C#");
// output:
// hello, C#
// こんぬづわ、C#
// 「-=」演算子でデリゲートからメソッド削除
del -= new SomeDelegate(func2);
del("C#");
// output:
// hello, C#
}
public static void func1(string name)
{
Console.WriteLine("hello, " + name);
}
public static void func2(string name)
{
Console.WriteLine("こんぬづわ、" + name);
}
}