「VT-x」の版間の差分
Administrator (トーク | 投稿記録) |
Administrator (トーク | 投稿記録) 編集の要約なし |
||
| (同じ利用者による、間の4版が非表示) | |||
| 1行目: | 1行目: | ||
VT- | '''VT-x'''(語源:Virtualization Technology eXtensions、CPUフラグ:VMX)とは、[[インテル]]の[[CPU]]に搭載されている[[仮想化]]を支援する命令セットである。 | ||
VT-xは2005年に発売し激熱[[CPU]]として名を馳せた[[Prescott-2M]]の上位モデルである「[[Pentium4 662]] | VT-xは2005年に発売し激熱[[CPU]]として名を馳せた[[Prescott-2M]]の上位モデルである「[[Pentium4 662]]」および「[[Pentium4 672]]」に初搭載された。 | ||
VT-xでは13個の命令が追加されている。これらの命令は[[ハイパーバイザー]]上のゲストOSが完全な特権([[リング0]])で実行されていると認識し、ホストOSは保護されたままの仮想実行モードの開始と終了を許可する。 | VT-xでは13個の命令が追加されている。これらの命令は[[ハイパーバイザー]]上のゲストOSが完全な特権([[リング0]])で実行されていると認識し、ホストOSは保護されたままの仮想実行モードの開始と終了を許可する。 | ||
| 7行目: | 7行目: | ||
この後、2008年のNehalemにExtended Page Tables、2010年のWestmereにUnrestricted Guest、2013年のHaswellにVirtual Machine Control Structure Shadowingと微修正が行われた。 | この後、2008年のNehalemにExtended Page Tables、2010年のWestmereにUnrestricted Guest、2013年のHaswellにVirtual Machine Control Structure Shadowingと微修正が行われた。 | ||
つまり実質的に「Haswellで完成形にった」というのが実情であり、それ以前のCPUのVT-xはベータ版であるといえる。 | |||
== 主な機能 == | |||
* VMX RootモードとVMX Non-rootモード: | |||
** VMX Rootモード: ハイパーバイザー(VMM)が動作するモード。 | |||
** VMX Non-rootモード: ゲストOSが動作するモード。 | |||
* VMCS(Virtual Machine Control Structure): | |||
** 仮想マシンの状態を管理するためのデータ構造で、コンテキストスイッチを高速化します。 | |||
* EPT(Extended Page Tables): | |||
** 仮想メモリの管理をシンプルに保ち、複数のOSが混在しても効率的に動作します。 | |||
== 有効化 == | == 有効化 == | ||
| 13行目: | 22行目: | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[MacがVT-xに対応しているか確認する]] | |||
[[category: CPU]] | |||
2025年3月5日 (水) 08:16時点における最新版
VT-x(語源:Virtualization Technology eXtensions、CPUフラグ:VMX)とは、インテルのCPUに搭載されている仮想化を支援する命令セットである。
VT-xは2005年に発売し激熱CPUとして名を馳せたPrescott-2Mの上位モデルである「Pentium4 662」および「Pentium4 672」に初搭載された。
VT-xでは13個の命令が追加されている。これらの命令はハイパーバイザー上のゲストOSが完全な特権(リング0)で実行されていると認識し、ホストOSは保護されたままの仮想実行モードの開始と終了を許可する。
この後、2008年のNehalemにExtended Page Tables、2010年のWestmereにUnrestricted Guest、2013年のHaswellにVirtual Machine Control Structure Shadowingと微修正が行われた。
つまり実質的に「Haswellで完成形にった」というのが実情であり、それ以前のCPUのVT-xはベータ版であるといえる。
主な機能[編集 | ソースを編集]
- VMX RootモードとVMX Non-rootモード:
- VMX Rootモード: ハイパーバイザー(VMM)が動作するモード。
- VMX Non-rootモード: ゲストOSが動作するモード。
- VMCS(Virtual Machine Control Structure):
- 仮想マシンの状態を管理するためのデータ構造で、コンテキストスイッチを高速化します。
- EPT(Extended Page Tables):
- 仮想メモリの管理をシンプルに保ち、複数のOSが混在しても効率的に動作します。
有効化[編集 | ソースを編集]
VT-xの有効化はBIOSに依存する。BIOSで無効化されていればVT-xはCPUがサポートしていても無効である。たとえば古いMacではCPUはVT-xに対応しているが、ファームウェアでVT-xが無効化されいた。