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'''μCOM-80'''とは、1976年に日本電気(NEC)が開発した[[Intel 8080]]の互換[[CPU]]です。
 
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ちなみにこの当時のCPUといえば不正コピーみたいなものが主流でしたがμCOMシリーズはインテルとセカンドソース契約を結んだ正規品です。
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ちなみにこの当時のCPUといえば不正コピーみたいなものが主流でしたがμCOMシリーズは[[インテル]]と[[セカンドソース]]契約を結んだ正規品です。
  
前モデルのμCOM-8はIntel 8080互換CPUではありますがソケット形状が異なっているという問題がありました。
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前モデルの[[μCOM-8]]はIntel 8080互換CPUではありますがソケット形状が異なっているという問題がありました。
  
 
なお、μCOM-8およびμCOM-80の挙動はIntel 8080と微妙に互換性がないという問題点を抱えていました。後に完全互換を掲げた[[μCOM-80F]]が登場しました。なお、そもそもIntel 8080の輸入業者の価格設定が高すぎてあまり売れてなかったこともあり、実のところ互換性問題はあまり問題にはならなかったようです。
 
なお、μCOM-8およびμCOM-80の挙動はIntel 8080と微妙に互換性がないという問題点を抱えていました。後に完全互換を掲げた[[μCOM-80F]]が登場しました。なお、そもそもIntel 8080の輸入業者の価格設定が高すぎてあまり売れてなかったこともあり、実のところ互換性問題はあまり問題にはならなかったようです。
  
ほぼ同時に発売したμCOM-80のトレーニングキット(評価ボード)である「TK-80」は爆発的な人気となりました。
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ほぼ同時に発売したμCOM-80の[[トレーニングキット]]([[評価ボード]])である「[[TK-80]]」は爆発的な人気となりました。
また、NECが秋葉原ラジオ会館にμCOM-80およびTK-80のサポートセンター (Bit-INN) を開設すると、すぐさまオタクの溜まり場となり、これが日本のコンピューター文化の基礎となったと言われています。
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また、NECが秋葉原ラジオ会館にμCOM-80およびTK-80のサポートセンター ([[Bit-INN]]) を開設すると、すぐさまオタクの溜まり場となり、これが日本のコンピューター文化の基礎となったと言われています。
  
 
[[category: CPU]]
 
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2024年6月3日 (月) 01:54時点における版

μCOM-80とは、1976年に日本電気(NEC)が開発したIntel 8080の互換CPUです。

ちなみにこの当時のCPUといえば不正コピーみたいなものが主流でしたがμCOMシリーズはインテルセカンドソース契約を結んだ正規品です。

前モデルのμCOM-8はIntel 8080互換CPUではありますがソケット形状が異なっているという問題がありました。

なお、μCOM-8およびμCOM-80の挙動はIntel 8080と微妙に互換性がないという問題点を抱えていました。後に完全互換を掲げたμCOM-80Fが登場しました。なお、そもそもIntel 8080の輸入業者の価格設定が高すぎてあまり売れてなかったこともあり、実のところ互換性問題はあまり問題にはならなかったようです。

ほぼ同時に発売したμCOM-80のトレーニングキット評価ボード)である「TK-80」は爆発的な人気となりました。 また、NECが秋葉原ラジオ会館にμCOM-80およびTK-80のサポートセンター (Bit-INN) を開設すると、すぐさまオタクの溜まり場となり、これが日本のコンピューター文化の基礎となったと言われています。