「EPYC 7003シリーズ」の版間の差分

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'''EPYC 7003シリーズ'''(開発コード名 Milan)とは、2021年3月に[[AMD]]から発売したZen 3アーキテクチャを採用した[[サーバー]]向け[[CPU]]です。
'''EPYC 7003シリーズ'''(開発コード名 Milan)とは、2021年3月に[[AMD]]から発売した[[Zen 3アーキテクチャ]]を採用した[[サーバー]]向け[[CPU]]です。


EPYC 7003はRyzen 5000シリーズと同じCPUコアをベースにしつつ、PCI ExpressなどのI/O機能を強化したチップセットを組み合わせてサーバー用途に最適化されたモジュール構成となっています。EPYC 7003では「1つのI/Oダイ + 最大8つのCCD」という構成になっています。この「I/Oダイ」の部分がRyzenと違う部分です。
EPYC 7003は[[Ryzen 5000シリーズ]]と同じCPUコアをベースにしつつ、[[PCI Express]]などのI/O機能を強化した[[チップセット]]を組み合わせて[[サーバー]]用途に最適化されたモジュール構成となっています。EPYC 7003では「1つのI/Oダイ + 最大8つのCCD」という構成になっています。この「I/Oダイ」の部分がRyzenと違う部分です。


サーバー業界では「枯れた技術」が重視されるため、2026年1月時点でも主力CPUとして生産が継続されています。
サーバー業界では「枯れた技術」が重視されるため、2026年1月時点でも安定CPUとして生産が継続されています。
 
当初は「2026年まで安定供給を約束」とされていましたが、2025年のDDR5メモリの品薄をうけAMDの偉い人により生産継続が示唆されています。またEPYC 7003シリーズの生産ラインも維持されていることから[[パソコン]]向けの[[Ryzen 5000シリーズ]]の再投入も示唆されています。


== 主なスペック ==
== 主なスペック ==
=== ソケット ===
=== ソケット ===
* Socket SP3
* Socket SP3
EPYC 7001/7002 と同じソケットを継続使用しています。[[マザーボード]]はBIOSさえ対応すれば再利用できます。
EPYC 7001/7002 と同じソケットを継続使用しています。[[マザーボード]]は[[BIOS]]さえ対応すれば再利用できます。


=== 製造プロセス ===
=== 製造プロセス ===
* TSMC 7nm
* TSMC 7nm
EPYC 7003シリーズは TSMC の 7nm プロセスで製造されているため、前世代(EPYC 7002 / Rome)との比較での効率向上を説明できます。
EPYC 7003シリーズは [[TSMC]] の 7nm プロセスで製造されているため、前世代(EPYC 7002 / Rome)との比較での効率向上を説明できます。


=== 最大コア数・スレッド数 ===
=== 最大コア数・スレッド数 ===

2026年1月8日 (木) 04:22時点における版

EPYC 7003シリーズ(開発コード名 Milan)とは、2021年3月にAMDから発売したZen 3アーキテクチャを採用したサーバー向けCPUです。

EPYC 7003はRyzen 5000シリーズと同じCPUコアをベースにしつつ、PCI ExpressなどのI/O機能を強化したチップセットを組み合わせてサーバー用途に最適化されたモジュール構成となっています。EPYC 7003では「1つのI/Oダイ + 最大8つのCCD」という構成になっています。この「I/Oダイ」の部分がRyzenと違う部分です。

サーバー業界では「枯れた技術」が重視されるため、2026年1月時点でも安定CPUとして生産が継続されています。

当初は「2026年まで安定供給を約束」とされていましたが、2025年のDDR5メモリの品薄をうけAMDの偉い人により生産継続が示唆されています。またEPYC 7003シリーズの生産ラインも維持されていることからパソコン向けのRyzen 5000シリーズの再投入も示唆されています。

主なスペック

ソケット

  • Socket SP3

EPYC 7001/7002 と同じソケットを継続使用しています。マザーボードBIOSさえ対応すれば再利用できます。

製造プロセス

  • TSMC 7nm

EPYC 7003シリーズは TSMC の 7nm プロセスで製造されているため、前世代(EPYC 7002 / Rome)との比較での効率向上を説明できます。

最大コア数・スレッド数

  • 最大 64コア / 128スレッド
  • CCD(Core Complex Die)構成
    • Zen 3 CCD は 8コアで32MB L3キャッシュを共有
    • Zen )は 4コア×2 CCX で L3 が分割されていた

メモリサポート

  • DDR4-3200 最大8チャネル(4チャンネルと6チャンネルも可能)

PCI Express

  • PCIe 4.0 最大128レーン

セキュリティ機能

  • SEV(Secure Encrypted Virtualization)
  • SEV-ES / SEV-SNP などの仮想化向け機能