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2015年3月3日 (火) 15:07時点における最新版
イーサネット(英語:ethernet)とは、ゼロックス社のパロアルト研究所が考案したLANの規格である。後にIEEE 802.3として標準化された。
概要[編集 | ソースを編集]
21世紀に入ってからは特殊な用途を除いてLANといえばほぼイーサネットである。
イーサネットはゼロックスのパロアルト研究所において、GUIやマウスを生み出し、後にWindowsやMacに壮大にパクられた伝説のコンピューター「Alto」のネットワーク接続機能としてロバート・メトカーフを中心に開発された。
1973年5月22日には同社が特許をとっている。その後、ゼロックス社は特許を開放して誰でも自由に使えるオープンな規格とし、1979年にはインテルとDECを開発に加えて3社の頭文字をとってDIX仕様を制定する。またメトカーフ自身もゼロックス社を退社して米3Com社を創設し、このネットワーク製品開発競争を煽り主導していった。さらにその翌年の1980年には、この仕様をIEEE 802委員会に「Ethernet 1.0規格」として提出および公開した。
1980年代当時は、米IBM社が「トークンリング」を、米アップルコンピュータ社がAppleTalkという「ローカルトーク」をそれぞれネットワーク製品として強力に推進していたが、最終的には規格を広く公開し、誰でも使えるようにし、多くの賛同者を得たイーサネットが勝ち残った。