NuGet Addin for MonoDevelop and Xamarin Studio
NuGet Addin for MonoDevelop and Xamarin Studio(以下、NuGet Addin)とは、NuGetをMonoDevelopおよびXamarin Studioで使えるようにするアドインである。
概要
NuGet AddinはSharpDevelop向けに開発されていた「SharpDevelop NuGet package management addin」から移植されたものである。Windowsのみならず、LinuxやMac OS Xなどでも動くXamarin StudioからもNuGetを非常に手軽に利用できるようにするものである。これによりVisual Studio上のNuGetパッケージマネージャーに近い使い勝手を実現でき、
なによりプロジェクト内で使われているNuGetパッケージ群の自動復元なども利用できるようになるので、特にオープンソースで配布されているソースコードをビルドする際には桁違いに捗るようになる。
NuGet AddinはGitHub上においてオープンソースの下で開発が行われており、ライセンスはMITライセンスとなっている。 [1]
動作環境
NuGet Addinを利用するには以下の要件を満たす必要がある。
- MonoDevelop 3.0.5 以上、または Xamarin Studio (MonoDevelop 4.0)
- Mono 2.10.9 以上
- ライブラリ:mono-winfxcore (NuGet.Coreで使ってる)
- ライブラリ:mono-wcf (NuGet.Coreで使ってる)
Mac OS Xを使っているのであればXamarin Studioを公式パッケージからインストールすることで自動的に全要件を満たすので特に意識する必要はない。FreeBSDのPortsからインストールする場合などの特殊な条件下の場合のみ意識する必要がある程度のものである。
インストール
Xamarin Studioのアドインマネージャのギャラリーに以下のリポジトリを追加し、更新ボタンを押すと「NuGet Package Management」というアドインが出現するのでインストールボタンを押してインストールする。
なおリポジトリの追加はリポジトリ一覧のリストボックスの最下部にある「Manage Repositories...」から行う。素人には発見しにくい非常にわかりにくい位置にあるので注意すること。
- MonoDevelop 3.0の場合
http://mrward.github.com/monodevelop-nuget-addin-repository/3.0.5/main.mrep
- MonoDevelop 4.0以上、およびXamarin Studio 4.0以上の場合
http://mrward.github.com/monodevelop-nuget-addin-repository/4.0/main.mrep
- MonoDevelop 5.0以上、およびXamarin Studio 5.0以上の場合
MonoDevelop 5.0からは標準でNuGet Addinがインストールされている。 操作方法は若干変更になっている。
- ソリューションウィンドウのツリーからプロジェクトを選択し、右クリックする。
- コンテキストメニューの中から「追加」→「Add Packages...」を選ぶ。
- かっこ良くなったダイアログが表示される(以下、従来とほぼ同じ)。