Xamarin Studio
Xamarin Studio(読み:ざまりん・すたじお)とは、Xamarin社が無償配布しているオープンソースの統合開発環境です[1]。 後にマイクロソフトに買収され「Visual Studio for Mac」と改名しました。
概要[編集 | ソースを編集]
Xamarin Studioは大雑把にいうとMonoDevelopがバージョン4.0となる際に改名されたものである。なお、MonoDevelop公式サイトでは「MonoDevelop 4.0」という名称で記述されているが、インストーラーパッケージは「XamarinStudioInstaller」という名称になっている。ようするに好きなように呼べということであろう。[2]
名称がMonoDevelopからXamarin Studioに改称されるにあたり、パッと目につくUI部分も全面刷新されており、使い勝手はまるで別物といえる状況となっている。なお、内部的な仕様はそこまで変わっていないようで、アドオンなどはそのまま使えることが多い。
Xamarin Studio自体はVisual Studio Shellのような統合開発環境の枠組みだけを提供するものであり、特定のプログラミング言語などに依存するものではない。そのため各種プログラミング言語やプラットフォームへ対応するためのアドオンを入れることで利用するようになっている。ただし、あらかじめXamarin Studioと各種プラットフォーム対応アドオンがパッケージ化されて配布されており、有名どころのプラットフォームの場合は意識してどうこう言うものでもない。
不具合など[編集 | ソースを編集]
日本語入力[編集 | ソースを編集]
ちなみに、2013年6月7日現在もMonoDevelop時代から変わらずMac OS X上での日本語入力ができないままである。ただ株式会社クリアコードの尽力により、その致命的な問題を解決するGtkIMCocoaの開発が進められており、まだ正式リリースではないものの、既にそこそこ動作させることは可能となっている。
2013年9月現在の最新バージョンではMac OS Xにおける日本語入力の問題は解決され、快適に利用できるようになっている。 この問題はGTK+自体の問題であったが、株式会社クリアコードなどの尽力により根本から解決されるに至った。
捗る関連ツール[編集 | ソースを編集]
- Xamarin Studio Launcher - Mac OS XでXamarin Studioを強引に複数起動させる神アプリ
捗るアドオン[編集 | ソースを編集]
- NuGet Addin for MonoDevelop and Xamarin Studio - Xamarin StudioでNuGetが使えるようになる神アドオン
関連項目[編集 | ソースを編集]
- Xamarin Studio - MonoDevelopがリネームしたもの
- Xamarin.Mac - MonoMacがリネームしたもの
- Xamarin.iOS - MonoTouchがリネームしたもの
- Xamarin.Android - Mono for Androidがリネームしたもの / Mono for AndroidもMonoDroidがリネームしたもの